非日常が、日常に変わってしまう瞬間がある。
日本の国立という土地の独り暮らしの小童のアパートに、モロッコ出身のコモチミミズトカゲが暮らしている。
明らかな、非日常だ。
ただ、生活を共にする時間が長くなればそれだけ、日常へと変化する。それを肌で感じている昨今だ。
日常になればなるだけ、ファミリー感が強くなる。自分の中での話だ。ファミリーとしての意識が強くなるのである。
Sly&The Family Stone。
Flesh!な気分だ。
置き餌として、コオロギを。
何日経ってもその死骸は放置されているのだが、
ある日突然、それがなくなている。
「Rico、NIGO、生きてるな。」
僕と彼らの唯一のコミュニケーションが、置き餌の確認だ。
ほんのたまに、餌を食べに地上に出てきた瞬間を見かけることがある。その瞬間は、すべてを忘れてそれに釘付けになってしまう。
誰にも渡したくない時間だ。
コモチミミズトカゲを飼育する熟蘇味いやもはや醍醐味なんだ。
サルピルマンダなんだ。

