例えば、左クリックと右クリックの操作で分岐させる場合
"DIST"[距離計算]コマンドをダミーとして使用します。
実際に、DISTコマンドを実行して、試してみましょう。
コマンド: DIST
1 点目を指定:
DISTコマンドを実行すると、上記の様に「1 点目を指定:」と出ます。
ここで、任意の点を指定(つまり左クリック)すると
コマンド: DIST
1 点目を指定: 2 点目を指定:
「2 点目を指定:」とコマンドラインに表示され
DISTコマンドが継続されます。
また、「1 点目を指定:」の時に右クリックすると
コマンド: DIST 1 点目を指定:
DISTコマンドが終了します。
このDISTコマンドの性質を利用して
左または右クリックで分岐させるマクロを考えます。
1)"DIST"[距離計算]コマンドを実行
*^C^C_dist;\ |
2)IF文にて"cmdactive"を記入
*^C^C_dist;\$M=$(if,$(getvar,cmdactive),,)^M |
3)左クリック時は、DISTコマンドが継続されるので、";(エンター)"記入
*^C^C_dist;\$M=$(if,$(getvar,cmdactive),;,)^M |
4)左クリック時はコピーコマンドを実行
*^C^C_dist;\$M=$(if,$(getvar,cmdactive),;_copy,)^M |
5)右クリック時は移動コマンドを実行
*^C^C_dist;\$M=$(if,$(getvar,cmdactive),;_copy,_move)^M |
6)制御文字「^X」を使用し、文章を記入
*^C^C_dist;^Xコピー(左クリック)/移動(右クリック)^X\$M=$(if,$(getvar,cmdactive),;_copy,_move)^M |
この様に、DISTコマンドをダミーとして分岐させる事で
左右のクリックで分岐させる事が可能です。
自分の目的とする動作になる様に、色々なコマンドを使用し
様々なマクロを作成してみましょう。
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