作業手順は
1.1点目を指定
2.2点目を指定
3.2分割する構築線を作図
この程度で納めましょう。
では、最初に"LINE"[線分]コマンドを使用して作成してみましょう。
■その1
"LINE"[線分]コマンド
1)線分作図コマンド実行
^C^C_line;\\; |
2)LENGTHEN[長さ変更]コマンドを実行し、"最後[LAST(L)]"で選択
^C^C_line;\\;_lengthen;l;; |
(中級【1.面積と長さ】参照)
3)UCSコマンド実行し、オプション[オブジェクト(OB)]にて"最後[LAST(L)]"で選択
^C^C_line;\\;_lengthen;l;;_ucs;ob;l; |
4)ERASE[削除]コマンドを実行し、"最後[LAST(L)]"で選択
^C^C_line;\\;_lengthen;l;;_ucs;ob;l;_erase;l;; |
5)XLINE[構築線]コマンド実行
^C^C_line;\\;_lengthen;l;;_ucs;ob;l;_erase;l;;_xline; |
この時、XLINE[構築線]コマンドを実際に実行すると
コマンド: xline
点を指定 または [水平(H)/垂直(V)/角度(A)/2 等分(B)/オフセット(O)]:
XLINE[構築線]コマンドには、オプションコマンドが存在します。
実際に操作して、覚えておきましょう。
6)XLINE[構築線]コマンドには、オプションコマンド[垂直(V)]を実行
^C^C_line;\\;_lengthen;l;;_ucs;ob;l;_erase;l;;_xline;v; |
7)DIESEL開始の"$M="を記入し、座標値(計測した長さ÷2,0)を指定
^C^C_line;\\;_lengthen;l;;_ucs;ob;l;_erase;l;;_xline;v;non;$M=$(/,$(getvar,perimeter),2),0;; |
8)UCSコマンドを実行し、オプション[直前(P)]にてUCSを元に戻す
^C^C_line;\\;_lengthen;l;;_ucs;ob;l;_erase;l;;_xline;v;non;$M=$(/,$(getvar,perimeter),2),0;;ucs;p; |
この様に、線分で作成した場合、
"LENGTHEN"[長さ変更]コマンドを使用する事で
システム変数"PERIMETER"に長さの数値が格納されます。
では、次にに"PLINE"[ポリライン]コマンドを使用して作成してみましょう。
■その2
"PLINE"[ポリライン]コマンド
1)ポリライン作図コマンド実行
^C^C_pline;\\; |
2)AREA[面積計算]コマンドを実行
^C^C_pline;\\;_area; |
この時、AREA[面積計算]コマンドを実際に実行すると
コマンド: area
コーナーの 1 点目を指定 または [オブジェクト(O)/加算モード(A)/減算モード(S)]:
AREA[面積計算]コマンドには、オプションコマンドが存在します。
実際に操作して、覚えておきましょう。
3)オプション[オブジェクト(O)]にて"最後[LAST(L)]"で選択
^C^C_pline;\\;_area;o;l; |
(中級【1.面積と長さ】参照)
------以下、"線分"コマンドを使用した例と同じ------
^C^C_pline;\\;_area;o;l;_ucs;ob;l;_erase;l;;_xline;v;non;$M=$(/,$(getvar,perimeter),2),0;;ucs;p; |
この様に、ポリラインで作成した場合、
"AREA"[面積計算]コマンドを使用する事で
システム変数"PERIMETER"に長さの数値が格納されます。
又、今回作成したマクロでは、問題無いコトですが・・・
"LINE"[線分]コマンドで作成した"線分"と
"PLINE"[ポリライン]コマンドで作成した"ポリライン"を
マクロによって、「_ucs;ob;l;」で選択した時
作成した方向によって、"UCS"の傾きが違います。
例えば、"LINE"[線分]コマンドで

この様に"線分"を作図した場合、マクロで「_ucs;ob;l;」で選択した時

"UCS"の傾きは、この様になります。
又、"LINE"[線分]コマンドで

この様に"線分"を作図した場合、マクロで「_ucs;ob;l;」で選択した時

"UCS"の傾きは、この様になります。
しかし、"PLINE"[ポリライン]コマンドで作図した場合は
どちらの方向に作図した場合でも
"UCS"の傾きは、この様になります。
(UCSワールド座標原点を元に傾き変更)
※ただし、「_ucs;ob;@;」で指定した場合は、"線分"でも"ポリライン"でも
"@"によって指定された位置側を基準に、"UCS"が傾きます。
マクロの作成目的によっては
"線分"と"ポリライン"を使い分ける必要が有りますので
この"線分"と"ポリライン"の特性及び使い方は、覚えておきましょう。
7日でおぼえるAutoCADL AutoCAD LT2011/2010/2009/2008/2.../エクスナレッジ

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