皆様お久しぶりです。7月に入ってからいきなりの暑さに、一ヶ月間劇場に籠っていたボイルがボイルでやられております。
さて・・・以前お知らせしていました新歌舞伎座特別企画6月公演(全42回)も6月29日に千秋楽を迎え、無事に終えることが出来ました。
ご支援・ご協力頂いた皆様、ご来場頂いたお客様、誠にありがとうございました!!
今回ボイルは家臣・森の民の他に馬役(後ろ足)だったのですが・・・。ご覧になられた方はご存知の通り、今公演の馬はただ舞台に登場するのではなく、花道から本舞台までを坂本冬美さん・藤あや子さん両座長がそれぞれ乗馬した状態での移動というありがたくも恐ろしい大役を頂戴致しました。
実は馬役というのは本来熟練の技術を要するもので、芸を身に付けた役者さんはそれだけで食っていけるといわれるほどのものらしいです。最近では馬が人を乗せるどころか馬の登場も少なくなってしまっていましたので、実は資料や特別な講師の方もないまま手探り状態での稽古となりました。
正直あまりにも無知で未熟ゆえにこの役はなくなってしまうかなとも思いましたが、スタッフや出演者方々に支えて頂きながら両座長の心広い信頼と温かい気遣いのおかげで事故なく無事に千秋楽を迎えることができました。
公演をするたびに色々な方の支えによって舞台に立たせて頂いてると感じますが、今回も感謝感謝の公演となりました。
この感謝の気持ちを次の公演に繋げ、皆様に喜んで頂けるものを創っていければと思っております。
以上、・・・この本文作成中、パソコンにコーヒーをこぼして数日間手古摺っていたボイルでした。