今日はライプニッツの思想の一部を紹介します!
◆ライプニッツの思想体系を読む際の注意点
ライプニッツの思想体系はモナド(魂)や予定調和という、いかにも胡散臭いキーワードが出てきます。
モナド何それ?って思った人は危険です!
ライプニッツの術中に嵌って抜け出せなくなるので、とりあえず無視しましょう。
注意と無視から始まってしまいますが、ちゃんと準備運動しないと怪我しますからね
まず、ライプニッツを理解するときに重要なのは文脈です。彼が現実の話をしているのか、それとも思考の話をしているのかで主張や判断が変わります。
この時点でどういうこと?って感じなんですが、現実も思考もそれぞれ固有に問題を抱えているので、使い分けた方が良いよね、って言う彼の合理的な態度の表れなんです。(本人はそんな事を書いてませんけどね・・・・)
では現実と思考にはどういう問題があるでしょうか。
◆現実と思考の問題点
現実っていうのは、ホモ=サピエンスの感覚と記憶力に依存します。感覚だけで生きていると目先の事ばかりに追われ、最終的に騙されることがよくあります。猪突猛進は良くないんです。
一方、思考って言うのは、ホモ=サピエンスの想像力に依存します。想像は架空ですので自由に考えることができます。あまりに自由なので嘘も可能になってしまいます。嘘はダメですよね。
◆ホモ=サピエンスが抱える問題点の改善
私たちは猪にも嘘吐きにもならないようにしないといけませんよね。
◇イノシシ対策 : なんでそうなったのか一歩引いて考えろ。(十分な理由の原理)
◇嘘吐き対策 : あれこれ考えるのはいいが、論理矛盾は許さん。(矛盾の原理)
これがライプニッツの哲学思想の二大原理です。
その上で、彼は真実と真理を明確に区別します。
しかも、それぞれが異なる原理によって動きます。
◇真実は偶然で、起こることも起こらないこともあり得る。どちらも正しい。この時使う原理が理由律です。【Aには十分な理由がある】
◇真理は必然で、それ以外のことは絶対に起こらない。そのことを考えることもできない。この時使う原理が矛盾律です。【Aは非Aでは無い】
要は「感覚だけに頼るな、ちゃんと考えろ、考えてるときに嘘つくな」ってだけです。
ただし、ここで「嘘」って何だろうって定義に対する疑問が出ます。
架空の話なら全部嘘でしょうか?
例えば、数学は純粋に架空の話ですよね。
それは嘘でしょうか?
これを思考上で暴く方法があるんです。
思考の「嘘」を暴く方法とは・・・・?
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ということで今日はこの辺で
ノシ