○児童虐待の4つの定義

身体的虐待 : 殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束する など

性的虐待 : 子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など

ネグレクト : 家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない など

心理的虐待 : 言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(ドメスティック・バイオレンス:DV) など

○児童虐待の背景

私はひとり親家庭が理由だと考えました。育児の疲れから子どもに対して手を出してしまう人が多いのと貧困です。日本における母子家庭の貧困率は66%もあります。貧困になれば子どもにご飯を与えることができません。養育費などが無くなります。つまりネグレクトの状態に落ちいると考えました。貧困の状況が児童虐待の要因になるということが考えられます。そして、心中をしてしまう家庭と貧困状況にある家庭と共通点といえる要因があります。それは、社会から孤立された家庭が多いということです。社会からの孤立してしまった家庭は誰にもSOSを送り出すことができません。その結果、一人で家庭の中に閉じこもってしまいます。昔のようにあった近所付き合いが今は減少しています。近所に相談ができない、保育園や幼稚園ではなかなか相談できない、親にも素直に相談ができないということがあると思うと実は虐待が現在より少なかったことと関係しているのかもしれないと考えました。