社会人。所属部署の事務という名の何でも屋。事務はもちろんのこと、呼ばれたら忙しい現場の手伝いにも走る。仕事柄、海外とのやりとりをすることもごくごくたまーにあるので、英文書類の翻訳や海外支店からやってきた人の通訳もやることがある。そのときいつも聞かれるのが、

「大学で英語専攻だったの?」
「留学して英語勉強したの?」

大学は文系ですが英語を専攻してはいません。
パスポート持っていない、といえばおわかりいただけますでしょうか。
…お恥ずかしいことに、一度も海外に出たことがないんです。

英語との付き合いは、かれこれ20年以上か。小学生のときにたまたま聞いたNHK第二ラジオの「基礎英語」がきっかけ。そのころは「音としての英語」に親しむ程度で、文法などのいわゆる「勉強すべき項目」はやらなかった。その後、中学校で、いわゆる「学校英語」を習うが、文法が理解できないので、成績は悪かった。3年のときは「2」にかぎりなく近い「3」。高校に進学し、業者さんたちが置いていく大量のサンプルのワークブックを、英語の先生方に添削していただくこと2年。そのおかげで自分の英語力はかなり上がり、高校3年生のときに英検2級を取得。当然のことながら、周りからは英文科への進学を勧められるが、「もっと広い視野を持つためにはこの学科がいい」と先生に言われたのをきっかけに別の学科へ進学。大学では英語は必修科目以外とっていない。いわゆる英語教育を受けたのは、中学3年+高校3年+大学1年=計7年。就職活動や英検2級のままではちょっと恥ずかしいという思いから大学4年の時に英検準1級を取得したが、これも独学。

現在は自宅学習や通勤時間を利用して、独学で英語を勉強する日々が続く。ツイッターで知り合った海外の友人たちと英語でやりとりをしている。手早く上達するには、語学学校に通えばいいのだろうが、そんなお金もひまもない。

でも、英検1級が欲しい。合格したい。準1級を持っている以上、やっぱり「準」という補助輪を外したい。いや、そういった視覚的な問題だけではないだろう。個人的にいろいろ秘めた思いはあるが、それは自分の心のうちに秘めておくことにする。もしかしたらここで発表することもあるかもしれない。

ここでは、タイトル通り「国内学習だけで英検1級に合格できるのか」を身を張って検証してみたい。検索すると、国内学習だけで英検1級に合格した方、結構いらっしゃるようだ。それに刺激されて、再度挑戦してみることにした(過去2回ほど受験し不合格だった)。周りには英検1級合格者がいないので、ここで情報交換できればうれしい。