職場でコロナ濃厚接触者扱いされ自宅隔離で外出禁止生活上でのアマゾンなどのオンラインストア使いまくりで金銭的にも精神的にも疲弊していましたが復活しました。

 

検査の結果も陰性で問題なく生活中です~

 

・隔離前に計画中であったAceBeamL35カスタム品の「L35/sL-19」が完成しました。

 

 配光や色温度はとても自分好みに仕上がり、野外での陸上試験でも実用性十分と評価しています。

 

 配光パターンを表現するとアメリカのフラッシュライトElzettaのデュアルスポットのTIRヘッドモデルの配光に近いですが、中心スポットと覆縁スポット(中心スポットを覆うセカンドスポット)の差がElzettaより明確になっています。

 

 使用光源は独自デドーム(封印樹脂平面化カット処理)したCREE社のXP-Lを用いており、色温度と演色度数は4000Kの80CRIです。

 

 4000Kと言ってもLEDの種類によって結構違い、試験機で使用したXP-L2の同仕様版は中心スポットは良い感じの昼白色でしたが、外縁が黄緑色に色分裂してしまう欠点がありました。

デドームの有無やデドーム後の樹脂表面の研磨具合などを調整してみましたが、色分裂問題は解決しませんでした。

 

 しかし、今回使用したXP-Lはデドームの有無や表面処理具合関係なく、色分裂が一切発生せず光も赤すぎず白すぎないクリーム色のニュートラルホワイトになりました。

 

 レンズとLED基板の間に厚さ0,5mmのシリコンゴムシートを挟むことでレンズ面からの強い圧力によりレンズの基板に接している面のクラック率を下げています。

 

  野外の薄暗い環境と完全に暗くなった環境下で最適なモードであるMed1とMed2モードでの連続運転試験では、緊急時にも安心して連続点灯できると確認しています。しかし、LEDをXP-Lにしたため効率が落ちたらしく、最大持続時間は下記になっています。

 ・Med1 : 10時間(10時間15分経過で赤全量注意点灯、3時間30分経過で赤残量警告点滅)

 ・Med2 : 3時間(3時間15分経過で赤残量注意点灯、3時間30分経過で赤残量警告点滅)
 

L35のヘッドにL18のドライバー基板をポンつけしてカスタムしています。

L18は純正時でOsram社の20.1W級LEDである「CSLPM.TG」を搭載しているのを、10W級の「XP-L」にカスタムしたのですが、なぜか輝度自体は大きく変化せず持続時間が短くなっています。

20W級光源を10W級光源に下げたのに明るさ変化なく持続時間低下は意味が分からんww

 

純正状態で持続時間試験をしていないので詳しくはわかりませんが、純正時点でスペックシート通りの持続時間があるのか疑わしいです。

今回は照明の照射機構について思ったことを書きます。

 

一般的に照明器具には2種類あり、固定式照明と可搬式照明があります。しかし、照明器具という道具である限り照射機構は下記の

・無可変照射

・リフレクター照射

・レンズ照射

に限られます。

 

今回は、上記のレンズ照射のなかの「平凸レンズ」照明に関してです。

 

 私はカメラ用の軽量可搬照明を買う前、懐中電灯を多く買っていました。その過程で実用的な機構と非実用で非効率な機構をみてきました。

その「非実用的」な照射機構というのは、先ほどから少しずつ出番が出つつある「平凸レンズ」式の可変フォーカスライトです。そもそも平凸レンズを可変フォーカスに用いること自体が間違っています。というのも、安価なものも高価なものもある共通点があり、LEDを囲んでいる金属カバーがリフレクターではなかったり、スライド内側が黒色の物が9割を超えています。

 

 これはどうなるかというと、黒色で反射率が低い部分にLEDの光の殆どが当たるためにズームインした際に活用している光はフォーカス域にもよりますが、全体の半分かそれ以下になってしまいます。つまり、LED自体は1000ルーメンを出力していても、スポットに使わるのは350~500ルーメンになってしまうということです。

 

 私が「このライトは良い物か?どのような評価があるのか」と気になり、アマゾンや楽天のユーザーレビュー欄を見てみると「くっきりとLEDの形が見えるほどズームできている。これは良い」的なコメントを多く見かけました。

 確かに、LEDの形が映るまで縮小されているのを見れば、初めて買う人はすごいと脳に焼き付けて正当化させてしまうでしょう。

 

 しかし、そのライトは間違いです。平凸ライトは無可変無可動のライトに特化したものであり、LEDのすぐ近くに配置し広い範囲を照らす用途に適した機構です。

 可変ズームライトに適したレンズというのは特殊集光レンズ、つまり「TIRレンズ・コリメーターレンズ」というものであり、平凸レンズではありません。

 

 特殊光学レンズを用いたライトとして有名なのは、多くの人はしていると思われる「LEDRENSER」のライトです。TIRレンズに用いられる樹脂やガラスは、一定の角度を過ぎると光を通さず反射する鏡のような性質を持ちます。

 水に潜り、水面を見ながら徐々に水面付近まで近づき、角度を下げていくと水面が鏡のように見える現象と同じ効果です。

 その「鏡面反射」をうまく利用し、レンズ自体は透明なパーツにもかかわらず、中心の半円形レンズで光を集中させるとともに、周囲の鏡面反射で斜めに出る光を前方向に直進させる効果で、ロスが少ない配光を実現しています。

 しかし、TIRなどの特殊レンズは利用に難しい面があり、「LEDとレンズとの相性」と「LEDとレンズの距離と角度」を微調整しなければなりません。

 

 平凸レンズライトに頼るフォーカスライトメーカーの考えとしては、TIRレンズはLEDとレンズの相性をや焦点を細かく決めるのが面倒という安易かつイカれた考えのメーカーです。

 確かに、TIRレンズなどの特殊光学レンズは、先ほど書いた通り「LEDとレンズとの相性」と「LEDとレンズの距離と角度」をセットして製造しなければ高い集光効率を発揮することはできません。

 自分自身、Lumensfactoryのモジュラーターボヘッドに付属するターボリフレクターの周辺光をスポットにするための「レンズ化改造」を行た際も、精密加工機械などが無く、素手での調整だったため、レンズの角度や位置を決める試行錯誤を含め1週間も費やしました。

 苦労が実り、リフレクターでは周辺光に使われていた光の6~7割をスポットに向けることができましたが、角度や距離の「このくらいは・・・」という本当に僅かなズレでも。スポットの形が汚くなったり、色分裂が目立つようになったりしました。

 

 安易な考えでTIRレンズを扱ったので・・・非常に疲れました・・・

 

と、自分の経験も含めて平凸レンズに頼りつつある安価メーカーの気持ちも少しわかったのですが、平凸フォーカスライトが正しいと叫んでいる輩が多くいるので・・・続けます。

結果的に、効率の良いフォーカスライトを求めている人が、平凸レンズ式のフォーカスライトを正当化してはいけないということです。平凸レンズライトを使うのなら、同じ価格帯のリフレクターライトを使うほうが良いです。

 

 でも・・・そういうレンズのライトって高いじゃん!と感じる方は、BYBLIGHTのホームページでF12というコリメータレンズ式の可変ライトが販売されているのでそちらを買うべきです。ただ、F12は近・中距離(300m以内)用途に適した機構構成なため、強いビームを求める人には向きません。強いビームを求める場合、やはり万単位の金額を出すか、自分でフレネルレンズなどを購入し改造するしかありません。

 

 フレネルレンズは、板型なのに平凸レンズのように光を集める特性があります。

 

 フレネルレンズやTIRレンズ・コリメータレンズがるため、平凸式フォーカスライトは「時代遅れのゴミ」です。

ハイスピードカメラ「Chronos 2.1」の予約注文スタート!!出荷開始は今年8月頃の予定。


スマホでYoutubeを覗いているときに、Chronos1.4の出生地であるカナダのKronTechnologyのCEOであるDavidKronsteinさんのチャンネル「tesla500」で新動画が公開されているので観てみると「Chronos2.1」が予約販売されているとの情報を目にした。

外見やレンズから右側の端子群は変わりなく、録画ボタン、電源の位置、電池の種類、録画/バッテリーインジケーターランプの位置も変化はない。

そう、Chronos2.1の注目べきは、外観やインターフェースではない。
 読み取り用のCMOSセンサーが、LuximaTechnology社の最大1280x1024読み取りが可能なLUX1310からフルHD対応の同LuximaTechnology社のハイスピードCMOSであるLUX2100にアップグレードされているのだ。

 センサーの読み出しデーター量の増加に伴い、メインプロセッサーやグラフィック処理機構も勿論アップグレードされていると思うのだが、その「アップグレードされた幅」もハンパない。
 なんと、最小解像度で毎秒100000フレームの映像が撮影できるのである。
LUX2100自体の最大読み出し速度は毎秒700000フレームなので、センサー許容フレーム速度の7分の1の読み出しであるが、Chronos1.4が最大毎秒38565フレームだったのを考えると2倍以上以上なため、買う価値は十分にある。とはいうものの、性能が格段に向上したため値段も上昇しており、Chronos1.4が最小構成購入で約3000カナダドルだったのに対し、Chronos2.1は最小構成でも5000カナダドルになっている。

 5000ドルというと、同じコンセプト「高価過ぎず手軽に本格的なハイスピード」を唱えているイギリスの「The Slow Motion Camera Company Limited」の「FPS4000」と同じ価格である。とはいっても、フレーム数設定が可能(FPS4000はサイトの情報を見る限りフレームは設定不可で固定)で、100000フレーム秒が可能なカメラはないと考えても良い。
 アメリカのコンセプトのEdgetronic社の「SC2+」や「SC2X」は100万円以上するが、そのカメラをも超えている。
 しかし、現在時点のデーターシートを見る限りでは設定できるフレームレートは少なく(下記参照)。一般向け:特殊用途向けの区別が非常にわかりやすい。
Resolution: Max FPS : 8GB  : 16GB : 32GB
------------------------------------------
1920x1080 : 1004FPS : 2.75 : 5.51 : 11.03
1920x804  : 1340FPS : 2.75 : 5.51 : 11.03
1920x512  : 2100FPS : 2.75 : 5.51 : 11.03
1920x8    : 100kFPS : 3.76 : 7.52 : 15.00
1280x720  : 1500FPS : 4.00 : 8.00 : 16.00

 ただ、スペックを読んでいただくとわかるように、Chronos1.4では8GBモデルではどの解像度・スピードでも平均して4秒間の撮影が可能だったが、Chronos2.1では、撮影可能時間が平均していない。つまり、最大解像度でChronos1.4と同じ4秒間の撮影がしたい場合、RAMが16GBのモデルを購入しなくてはならないということだ。
 また、前記した通りフレーム設定幅が少なく、Chronos1.4のように「フレームの自由」は少なくなっている。そのうえ、100kFPSといっても、1280x8という棒のような解像度であり、横方向に飛翔する銃弾などを撮影する場合は良いかもしれないが、正方形解像度(16:9や4:3)を求めている人にとっては役に立ちにくい機能となりそうである。

平行飛翔物ならOKだけど、爆竹や空気の膨張など「広範囲に広がる」膨張系の物を100kFPSで撮ることは苦手や~という感じである。

ということで、今後アップデートで追加対応してほしいフレームを下記に・・・(笑)
Resolution: Max FPS
------------------------------------------
720x480 : 5000FPS : 3Sec(8GB)
640x480 : 6500FPS : 2Sec(8GB)
640x 96 :  45kFPS : 2Sec(8GB)
360x240 :  68kFPS : 2Sec(8GB)
720x 32 :  45kFPS : 2Sec(8GB)
150x150 : 120kFPS : 2Sec(8GB)
 96x 96 : 200kFPS : 3Sec(8GB)

 もしかしたら、Chronos1.4と同じようにスクリーンキーボードを用いて数値を入力し、数値に適合したフレームを指定できるのかもしれないが、今の段階では不明である。

 しかし、ユーザーにも「用途」というものが存在するため、細かく見てゆくとChronos1.4が良い、Chronos2.1が良いと分かれそうなスペックだが、両方持つのも良いだろう。
 

 なぜなら

   NobbyTech等の価格を公表していないメーカーで2台揃えるとなると、200万円では済まないからである。

KronTechnology.incのホームページとChronos2.1予約注文サイトリンク
https://www.krontech.ca/
https://www.krontech.ca/store/Chronos-2-1-HD-Preorder-Early-Bird-p132629200
Chronos2.1データーシートPDFへのリンク(H31.4.6時点のリンク)
https://www.krontech.ca/wp-content/uploads/2019/04/FM-ENGR-50002-Chronos-2.1-HD-Datasheet-Rv1.pdf

CMOSセンサー開発元のLuximaTechnologyのホームページとLUX2100の情報サイト
https://www.luxima.com/imageSensorProducts.html?0
https://www.luxima.com/product_briefs/LUX2100.html


同コンセプトの会社
アメリカ「Edgetronic」
https://edgertronic.com/

イギリス「The Slow Motion Camera Company Limited」
https://www.slomocamco.com/