夫がサラ金業者5社から250万円、妻が一社から100万円の借金を抱えていた夫婦が、相談に来た。
多重債務状態に陥ってからすでに15年間も経っており、家庭内でけんかが絶えなかった。
そのあおりを受けて、健康だった中学生の娘さんが喘息になっていた。
病院に行くと、「ストレス性の喘息」と診断された。
しかし保険料の滞納で国民健康保険証を取り上げられていたため、病院に通うことがほとんどできなかった。
そこで禧久さんは債務整理を進めると同時に、「健康保険証を出してもらえないだろうか」と国民健康保険課に相談した。
その結果、短期の健康保険証が発行されることになり、娘さんの喘息の治療ができるようになったという。