久々~に気紛れで投稿。
コンサートには通っていても、ブログを書かないほうが、あれこれ考えずに音楽を聴ける気がして、サボり癖。


昨日木曜日はオペラシティ(振替)。
東フィルさんの定期演奏会、素晴らしかったです。

弦楽器のユニゾンで思うことがありました。
いつも前のほうで聴くことの多いので、同じ弦楽器パート内の音量やタイミングがズレてるかどうか気になることがあります。
けれども昨日の東フィルさんは、それがピタリと合って、ひとつの楽器の鳴り。
で、ここからは個人的な見解ですが、このような時に、観客からすると音量を感じない演奏が結構あるように感じます。

ひとつには奏者が繊細な演奏を目指してるから、ユニゾンが合うというのもあると思うのですが、
やっぱり逆位相ってある?。
海外オケではクリーヴランドなんかでも強く感じたことがあります。

逆に弦楽器の音量の出ている演奏というのは、多少音質やタイミングがズレていて、それが良い濁り具合となって迫力のある印象を出したりしている場合があるような気がします。
その分、聴いた後に雑味を感じます。
もちろん単純にこれだけで語れる話ではないし、当てはまらないケースも多いとは思います。

何だか自分でもなに書いてるんだか。
知識ないのに理屈っぽいこと書くとろくなことないのでこのへんで。

バッティさんは、見た目と動きで、ブンブン丸に見えますが、意外と繊細な音楽作りに感じます。
今回も音楽を積み上げて、息を合わせていく音楽を感じる演奏会でした。
そのさまを見る(聴く)のが楽しかった。

坂田さんも、いつもレベルの高い演奏を届けてくれます。
昨今の潮流のように感じる明晰クリアーな演奏スタイルは好みが分かれるかもしれません。
私は好きなピアニストです。
1楽章は様子みながら3楽章勝負の演奏だったでしょうか。



今日(金曜日)は、文化会館で、サロネンさんのフィルハーモニアを聴きました。

この組み合わせは、迫力の演奏で、昨日の東フィルとは対極。
その比較により、昨日の演奏のことを考えたので、ブログに書いてみた次第です。

サロネンさんの首席退任が決まり、聴き納め。

春の祭典 と、火の鳥。


昨日は 「キラキラ」
今日は 「ギラギラ」
どちらも捨てがたい演奏会でした。