相談者:20代女性】
私はストーカーに現在遭っています。切っ掛けは飲み会で一緒になっただけの男性だったのですが、教えてもいないのに私のメアドをどこからか知ったらしく、次の日からしつこくメールが来るようになりました。家も調べたらしく、家の周りをうろうろするようになっています。どんなに無視しても「君のために手作り弁当を作った」など一方的なメールがきて凄く怖いのですが、どうすれば良いのでしょうか?
ストーカー対策は早急な対策が必要です!
少々長い文章ですが、できるだけ多くの方に最後まで読んで頂きたいと思います。
「探偵」の依頼の一つに「ストーカー対策」があります。ストーカー事件の多発に際し近年ようやく法整備がなされ、警察の介入が容易になりました。しかしそれでも、証拠がなければ警察は動くことができません。
埼玉県で起きた殺人事件を筆頭に(※基本的に警察は「実害」がない時点では動いてくれません)「実害」が有ったとしても、「知り合いみたいだから」とか「男女間のもつれだから」という判断のもと、親身な対応をしてくれないことも多いです。
警察は民事不介入が原則なので、全て警察が悪いわけでもありません。そうしたことから、「ストーカー対策」というものは、ほぼ「探偵」や「民間ボディーガード」の独壇場となっています。
ストーカーを甘くみるな!!
皆さん、特に年代が上の方ほどストーカーというものを甘く見ている節があります。
15年ほど前に社会問題となり、ストーカーを扱ったテレビドラマが同じクールで2つ同時に放映するなど一気に浸透しましたが、90年代前半以上前は、ストーカーという言葉自体がなく、「変質的な愛情表現」をする人を表す言葉自体がありませんでした。
もともと男女間のもつれは”知り合い同士”の男女の問題だという考えもあったせいか、年代が上の人ほど、被害者が粘着行為をされるのは「加害者に対して、酷く振るなどの恨みを買うようなことをしたからだ」という思い込みがあるように感じます。
実際に、そうした「振られた」などの事が発端となってストーカーが生まれることは多く、元交際相手がストーカーになるパターンは非常に多いのですが、現在はネットの普及や、コミュニケーション能力の欠落、人と人が接することの経験不足から、知り合いとも言えない間の異性に異常行動を取るストーカーが多くなりました。
質問者様が陥っているパターンは、こちらに分類されると思えます。
どちらのストーカーのパターンにも言えることですが、対応を間違えると酷い実害が生じます。エスカレートして暴行、殺人といった凶悪事件に発展する危険性もあるのです。
ストーカー被害にあったら…絶対にやってはいけないこと!
まずは、絶対にやってはいけないことから説明します。
異性に間に入ってもらうことは止めましょう!!
恋人や異性の友達に、「こいつは迷惑しているんだよ! 気持ち悪いから止めろ!」と言ってもらうようなことを頼んではいけません!! 身近な異性に対処して貰うことが真っ先に浮かぶかもしれませんが、異性が間に入ると絶対に好転しません。
もちろん相談すること事態は問題はないのですが、ストーカーと接触させることは危険です。
もともとストーカーとは思い込みが強い人間がなるので、「俺らの仲を引き裂くつもりなんだな」と思い込まれます。「アイツさえいなければ、問題なく付き合えるのに」などと思われると、頼んだ異性に被害が及んでしまうかもしれません。
ストーカーは貴方に対して実害を及ぼすことは最後の最後かもしれませんが、異性の障害に関しては全く躊躇しないと思って良いです。
出来るだけストーカーの「相手にしない」こと!!
粘着されて気持ち悪いのは分かります。大声出して怒りたいのも分かります。何でそんなことをするのかと理由を聞いたり説教したいのも分かります。
でも、ストーカーの相手をしてはいけません。
「自分に興味があるから、ここまで反応するんだ」とか「大声出してくるのは本音を言えないからなんだ」と思うのがストーカーの論理です。ほとんどのストーカーは酷く自分に都合の良いように事実も出来事も捻じ曲げて思い込んでしまうのです。
ネット上で個人情報を気軽にやりとりするのを避けること!!
ネット上でのやり取りは割と簡単に誰でも個人情報を収集することができます。貴方の実生活や交友関係をより詳しく知られる可能性があります。
では、どう対処すれば良いのでしょうか?
ストーカー被害にあったら…応急処置的な対処方法
(1)第一に相手にしないで履歴は保存すること
明らかにおかしいな? と感じたら、「もう連絡するのは止めてください」という毅然としたメールのやり取りを3回ほど出し、後はメールも電話も無視。どんなに多く連絡が来ても無視の一手です。
その間、相手からのメールや着信履歴は全て保存しましょう。この保存したメールなどが、後々の武器に変わります。
(2)ストーカーに遭っている事実を周りに知って貰う
貴方がストーカーと出会ったことに対して共通の知り合いがいたら、その人たちに現在の状況を伝えましょう。質問者様のケースは飲み会とのことですので、ストーカーと一緒にいた人たちは知り合いのはず。その知り合いに現状を伝えておくこと。
勘違いして欲しくないのは、そのストーカーの知り合いに中に入って貰って話し合いをしたり、その知り合いに解決して貰うためではありません!!
※相手が異常行動をしているという事実を複数に知って貰うことが目的です。これは万が一が起きた時、味方を増やし貴方が悪者にならないための行動だと思ってください。
(3)付きまとわれている証拠を残す
次に、可能ならビデオカメラを用意し、ストーカーが家の周りを徘徊している姿などを撮影しておきます。外出する際にも電源を入れたまま鞄に入れるなどをして、ストーカーが話しかけて来たら音声を録音しておいてください。
2000年から「ストーカー規制法」というものが出来まして、それに問うには複数回付きまとったという証拠が必要なのです。つまり、警察などが動くには「ストーカーされている証拠」が必要なのです。もちろん映像などの「物的証拠」があるに越したことはないのですが、5W1H(いつ、どこで、誰が、なぜ、何を、どのように)をはっきり日記など「記録」することも大事です。
また、盗聴器を仕掛けられていたり、ゴミを漁られてたりすることもあります。貴方一人だと不安なようなら「証拠集め」は探偵などのプロに頼むことをお勧めします。
(4)弁護士と警察に相談する
メール。映像。知り合いからの証言。これらが有る程度揃った時点で、警察と弁護士に相談です。民事と刑事、両方から争うことを考えてください。
相手の親に弁護士を通じて通告して貰うのも良いでしょう。
対ストーカーには時間も根気も必要です。
1人暮らしで色々な繋がりを切っても良いと思っているのなら、引っ越しするのも良いでしょう。でも、ほとんどの場合は様々な理由で引っ越しという手段は取れないと思います。
「明らかにこいつヤバい!」
こう感じて、上記の応急処置でも駄目だなと思った場合は、自分の判断で対処しようとせずに出来るだけ早く専門家へ相談をしてください。
