||| -4ページ目

群馬の音楽環境が日本中に溢れた金曜

毎月10日はADA発行の水槽聖書「AQUA JOURNAL」の発売日です。
今号はごく自然的に水槽を設置する方法など初歩的なレクチャー満載でオススメです。
できれば濾過機も照明もエアレーションもいらない水槽、まさに私が目指す領域です。
ま…かなり厳しいんですけどねぇ…
いよいよ行きつけのADA特約店のショップ店員さんに「いつもありがとうございますね」と言われる。
そして彼女に「おいお前、そんなに来てるのか」と本意気で睨まれる。
いやいや…火急な購入かADA商品の購入でしか来ない、月に多くて2回ですよ。
マニアはもっと来て桁2つ違うくらい買ってるでしょ。黒服で目立つからですよ。
いや、その店員さんのサービス業としてのステキさでしょ。
オススメです、前橋水族館さん。ね。

ということで、映画「BECK」のテレビ放送を見ました。
借りりゃよかったんだけど、ずっと待ってましたよ。
短絡的にね、いいよ~。音楽関係者が見たらどう感じるか分からないけど
私みたいに音楽分野であっさい部分の裏側とか見ている中途半端な立場だと、楽しめる。
もちろん映画は原作の前半の一部でしかないので、マンガの方が奥は深いんだけど
「20世紀少年」さながら、配役はほぼ忠実に間違いないのがうれしい。
…中村獅童さんが蘭…と思うも、確かに原作でもあんな感じの表情があるのは確かだし。
ま、時間の関係上いろいろな設定が重複したりすり替わっているのは愛読者には違和感だけども。
ま、川久保さんや山ピーや桃ちゃんやみっちゃん出ないのは残念だけども。

ってのは別として、何よりも私の音楽業務の原点ともいえる
そして音楽業務で一番お世話になっている高崎club FLEEZさんがね
これでもかって使われててそりゃ興奮しないわけないでしょって。
なんで日本各地に数多くあるライブハウスの中でFLEEZさんが使われたんだろう。
やっぱりBOOWYさんやBUCK-TICKさんを産んだ場所だから?群馬は日本のスピーカーだから?
ちょうど土曜にFLEEZさんにライブ観に行くので店長に聞いてみることにする。
楽屋のシーンで出入り口脇の横長の鏡がなかった。アレ、外れるのな。
見た感じ、竜介・平・千葉の3マンライブからGSSS決定後、竜介と千葉が揉めるところまでの
ステージ、フロア、楽屋シーン、出口はFLEEZさんでした☆わ~☆わ~わ~☆

コユキの歌声はマンガでは至上の声とされているため、映画中では無声でした。
これは表現の仕様のなさと見る側の想像力を掻き立てるには最良の演出だったと思います。
例えばHYDEさんでもTOSHIさんでもT.M.RevolutionさんでもTAKUMAさんでも違うと思うし。
でもその分、なんかちょっと単にインストを長々聞いている錯覚に陥ったのが残念。
もうちょっと、歌ってる感に引き込まれたかったな…じゃぁどうやってとかはわからないけども。
う~ん…「Devil's Way」とか「コインランドリー」とか実際はどんな感じなんだろう。
絶対に聴くことのできない現実にそれを加速させるほどの想像力を植え付けるって、スゲェね。
NO MUSIC,NO LIFE。あながちオーバーでもないぜ。
ただ、あのいつもの洋画劇場系のエンディング容赦なしカットはないぜ萎えるぜロックじゃないぜ…

で、撮影当時はちょうど私がFLEEZさん関係のフライヤーやポスターを作っていたピークで
たぶんバーカウンターの前にも数枚、通路には10枚以上貼っていただいていたので
もしかしたらFLEEZさんのシーンで見切れるかな…って見てたら、なさそうです。ワンセグ確認だからアレだけど
どうやら別のイベント掲示物とさし変わってたようですね。残念…
って思ってたら…劇中でBECKのライブをダイイングブリードのエディとマットが見にきたシーン
観客が二人に気付いてステージに背を向ける中で「LOOKING BACK」が始まるコユキの後姿のカット
左隅…良く見てください…なにやらデカい顔がいくつかボンヤリと映ってます。
なんと当時、サポートをしてた最高にイかしたバンドRiverのイベントで
TARがデコレーションで彼らの顔のデザインを大きくカッティングシートで貼った壁が映った!!
アレ、剝さなかったのね!?ホンダ店長!!最高です。勝手にBECKと共演してしまった(T-T)
…そのシールはRiverが活動休止してすばらくしてから剝してしまいましたけどもね…
と、そんな些細な偶然に「え!え!!えぇぇぇ!!!!」とひとり絶叫してしまった深夜26:00過ぎ。
翌朝、最新式TVで録画してた彼女に確認したら、キッチリ映ってたそうで!!
ナグモに伝えたら彼も興奮してくれました。ただ、彼女はひたすら冷静でした。
このシールを作って壁に貼ったのは私とナグモと彼女の3人。…なぜこの女はそんなに冷めた?
はい超自己満足でした。ありがとうございます。

BECKの原作を読破したい方はBOOK OFに開店から閉店まで行くか、当方スタジオのトイレに全巻ございます。
よし、DVDを借りに行こう。ノーカットで見たい。てか記念に買おう。
ってこんな偶発的な隅をつついたようなことでの一喜一憂は人間として大か小か…


14年前の深夜の衝撃をもう一度な木曜

コンビニのお客様の中で、いつも10-FEETさんのシャツを着てくる方がいます。
この方は私がかつて18歳から大学卒業まで勤務してるときからの常連さんで
10年して復帰してからもまだたまに足を運んでくれていまして
再会した時にCOLOSSEUM vol.002の私がデザインしたシャツ着てて嬉しくて話しかけて
大好きなんだって、音楽が、ライブが、10-FEETさんが。
で、私も10-FEETさんのツアーにはG-FREAK FACTORYさんの撮影などでお邪魔したりしてたので
大ファンとはおこがましくも言えないけどちょっとやそっとは詳しくなっているので
最近ではその方が店に入ってきて私と目が合うとまず、シャツを私に見せます。
そして私がシャツを指さして「Life is Sweet!!2年前の今頃!!」みたいややりとりします。
ただ、たまに「Pizza of death」とか着てくるときにはあんま詳しくないので降参します。
バイト中に仲間や知人が訪ねてきて話し込むのは被雇用者としても性質上も嫌いなんだけど
本当にほんの数回の、計算しても数十秒ほどのこんなやりとりがとても好きで
たまたま同齢で、しかも私の教え子を送り込んだ出版社の制作者さんだそうでより親近感。
いつかホントたまたま、ライブ会場で会えたらそれはとても楽しそうだな…と私が思うんだから余程。
「次、12月18日ですね!!」
なるほどね、ヒントは受け取りました。

ということで
昨日、サクライから10年以上ぶりに手元に返ってきた「螢」を聴きまして、泣きました。
たぶん最近のひとは「螢」を知らないだろうし、この情報化社会に於いてももう知る術もありません。

「螢」とは、私が専門学校生から大学時代にかけて、弱冠14歳にして世に出た女の子の詩人です。
当時から私は深夜はラジオに心酔してました、当時は黄金期で本当にステキな番組が多くて
あれはTFM系「猿岩石のウォーカーズレディオ」(当時からトークは面白かった)が終わった後
いつもならばそこでもう意識が落ちるのにその日は目が冴えてそのまま聴いていると始まった陰鬱な音
それはどこまでも深くどこまでも遠く、心の底まで落ち込むほどのテンション。
でも引き込まれてしまった心地よさは心に蔭を持っていたからかそれとも。
それがその14歳の少女、「螢」でした。しかもそれがたまたま番組初回。

それから彼女にハマり込むのは簡単で、すぐに検索して音源を買ってい、毎週のように番組を楽しみに。
ただモチロン、そんな「螢」を周囲に理解されることはなくしかし
サクライは向こうからかこっちからか興味を持ってくれてハマってくれて…って話。
当時は少しだけ話題に。田中麗奈さん主演の映画「東京マリーゴールド」にも本人役で出たりして。
でもそれから数年、我々が大学を卒業するころには無期限の活動停止。
それからまた数年すると細々と続いていた公式サイトも消滅しました。

とにかく衝撃的だったんです。
幼少から本が好きで10代まで文筆家になりたくて
大学も周りがセンター試験に向けて全教科猛勉強する中で現国一教科で受けるほどド文系で
高校時代は1日に4冊くらい本を読んでたり文章書いたり
そんな当時なりに言葉に自負ある中で、そんなちっぽけな自分が把握できなくなるほど
型にはまらないとかシュールとかではない、耳では解釈できないけども心には意味が伝わるような。
作り込んで意図を持って紡いだ言葉がなんて陳腐で固いものなのだろうと痛感したのを覚えてる。
その言葉が声を借りて放たれると沁みる、まるで降った雨が泥に吸い込むような。
迎合を必要としない、純粋に、純度の高い自己表現を放っているだけのナチュラルボーン。
と書けば書くほど彼女の存在を安くしてしまいそうなほどの存在でした。

20代半ばで教え子がまさかの、「螢」を知っていて彼からそのラジオ番組の全放送分データをもらい
その頃は学校で深夜まで残業しているときのBGMはしばらくずっとこれでした。

本音を言えば、メディア、特にテレビには出てほしくなかった。
彼女が足跡を残せば残すほど、その言葉の意味や価値が薄れてしまいそうで

っていうアーティスト。
私の中では永遠に偶像であり、誰も辿り着けないい絶対領域にいるアーティストです。
もうあんなに衝撃を受けることってないんだろうな…

でも、10数年経って手元に戻ってきたことにも何か運命を感じます。













聴きたい方がいれば音源をお貸しします。

ただし、精神的なにがしかが起きても責任は持ちませんが、間違いないことは保証します。

戦友との時間はその長短を意に介さない水曜

TBS「深夜食堂」の2ndシーズンを前回同様楽しみに見ているのですが
第四話では伊藤歩さんが出演されてらっしゃいました。
伊藤歩さんといえば私が邦画にハマッたきっかけの岩井俊二監督や行定勲監督の秘蔵っ子ですが
「スワロウテイル」や「リリィ・シュシュのすべて」の彼女を見ててまさかこんなにキレイになるとは。
私の理想の「外見」は篠原ともえさんだと公言してきましたが、その実、本当はよく分かってません。
が、「深夜食堂」を見て改めて、あ、伊藤歩さんだと気付きました。
なので私の理想の顔をされた芸能人は篠原ともえさんと伊藤歩さんということで
いや、嘘です。彼女です。それしかないじゃないですか?世界一ですよ
ビューチホーでビーナスでレジェンドです。もちろんです。こんなくらいでいいでしょうか。
って、どうでもいい、いつもな感じの話の中でも本当にどうでもいい話。

ということで、今週はずっと心身のシンクロ率が低いようで、業務や作業の効率がよくありません。
ですがこの日は水曜、水の日です。早いですね、もう水替えの日です。
話は前日火曜に戻って、バイトの休憩中、twitterを覗くと戦友サクライが24時間帰省の途中とのこと。
いつもなら、我々、お陰様で阿吽ですので突貫規制時にはスルーするんですが
そのことをバイトの相棒アライくんに伝えると「…ジイちゃんになんかあったかな…」
サクライとアライくんは従兄、おじい様が同じでして、本家のアライ家にいらっしゃるのですが
先日からお体の調子が芳しくなく、入院されているとこのとでした。
で、たまたまこの日、アライくんはケータイを家に忘れてきていたので
おじい様の容体に何かあってケータイならしたら部屋で鳴ってて、サクライには緊急連絡行って…
まさかそんな事態?な感じになったので勤務中だけど一応サクライに電話をかける深夜。3回で切られる。
そうだな、あいつは運転中(はモチロンダメ絶対)とか電話出られるほど器用じゃない。
就業間際に電話が来る。帰省はアライ家関連でなく、時間が空いたので自身の体のメンテナンスだそう。
そしてもう実家だそうだ。そして私の着信には実家について気付いたそうだ。

ここでひとつ問題なんです、アイポンて、ipodとして音楽聴いてると着信知らせないの?
3回で切られたけど、普通、電話なんだから、ましてやオーディオで聴いてれば気づくでしょ。
ランプとかも点灯するでしょ。しないの?まったく気づかなかったて。
だって電話でしょ?それ、ダメでしょ。電気先生のサクライがよ、そんな見落とし…するか…あいつなら。
だから私はApple社製品…ゲフ。

で、翌日帰る前にスタジオ寄るわ。時間空いてる?って話になって
私もちょうど、スタジオの水槽の写真を撮って欲しかったのでウェルカムということで水曜を向かえ
彼はカーシェアリングの車返却の問題上、バイト前の21:00にご来場。
いつも会ってるのにスタジオに来るのは1年以上ぶりだろうか。
入ってきて早々、「ここはディズニーランドか」と言われる。
いやそこはむしろ「ディズニーシーか」のほうが文法的には…ってことじゃなくて、どんな比喩だ。
たいして時間はないのだけどもそこはお互い水槽人。情報交換をしました。
|||
サクライは現在、ビーシュリンプ(赤いちっさなエビ)の第三期飼育中で
昨年もそうだったが(そして直後にバルサンでジェノサイド…)現在産卵期真っ只中
そしてまもなく臨界に達するそうで、彼の中では当方がビーシュリンプの引き取り先最有力だそうです。
そりゃそうだ、こんだけ水槽があるの見て、空いてるのも見ればね。
いや、それはありがたい話なんですが、私、ビーシュリンプは満足に飼えた試しがなくてですね
いや、なかなか繊細で脆弱で難しいんですよ、ビーシュリンプ。ましてや繁殖なんて…
いや、実は彼女がビーシュリンプが大好きだってこともあるし
いや、しかし今の私ならば行けるんじゃないか、そんな話をしながら
「君はどこに行くのだ」という問いに「アート業務と水槽業務をシフトチェンジしたい」と伝えると
「TARのAはAQUAのAだね」と。そのとおり、さすがですねサクライさん、もうロゴもできてます。
「通販とか本格業務化したら声かけね、一枚噛むから」と。
はい、TOTAL AQUA RELATIONのエビ担当及び世田谷海老藏及びカメラマンに就任です。
いいんです。だってまだ遊びだから。サクライだし、サクラエビ。
「じゃぁ、チャームを超えようぜ!!」ってサクライ。それは口が裂けても言えませんよ…
こうした仲間に支えられて私は水槽業務の始動準備を進めています。
だって、サクライやアライくんがいなかったら、ここまでやってないよね。
しかも高校からの一番仲のよい3人が揃ってってコレ、天啓でしょ。
とりわけサクライがいなければ今の私もこれからの私もないのは間違いない。
披露宴の祝辞も葬式の弔辞も遺影も彼に頼もう。祝辞はもう頼んであるけども。
||| |||
さすがは趣味の域と自称するもファンも多いカメラマンさんです。
私じゃ撮り切れないクオリティはもちろんさすが、その画像は送られてきたらまた後日。
とか言ってるとあっという間、サクライは都内に向かい私はバイトに行く時間となりました。
年内はもう群馬に戻る機会はないそうですが、大晦日から正月には毎年恒例の初日なのでそのときまで。
あ、いや、今週末、彼女とナグモとデザインフェスタ行くからその途中で
サクライ御殿にいたずらお土産していくから間接的に会いに行きます。

…サクライ、サクライって気軽に書いてるけど、ちょっとビビるほどデザイン界ではスゴいひとなので
そのうちwikipediaで「群馬の有名人」と検索すると彼の名前が出るようになります。
よく書きますが、ドラマやCMやCDジャケットが109の看板をジャックするとだいたいサクライ製です。
言葉に気をつけよう…たとえ彼が高校時代に●●●●したり○○○○したり■■■だったとしても…

そうそう、そんなサクライがスタジオに入ってきて開口一番
「土下座しにきました」
といって渡されたのが、「螢」のCDとDVDでした。
どうもどこ探してもないと思った…ケースはあるのに中身がない、ファイルにもしてない。
そりゃそうだ、ファイル化の技術なんてない時代にサクライに貸したんだからね。
販売元のサイトはとうに閉鎖されてるし、オークションでもアホみたいな値段ついてるし…
10年以上ぶりに私の手元に戻ってきました。
のでそろそろ「螢」の話も近々。
||| |||