好きな作家さんです。
香月日輪さん。
最近新刊見ないなぁ・・と思っていたら文庫で出てました。w
- 僕とおじいちゃんと魔法の塔(3) (角川文庫)/香月 日輪
- ¥460
- Amazon.co.jp
主人公の陣内龍神(たつみ)くんは小学6年生。
決して頭が悪いわけでも運動が出来ないわけでもない。
趣味は読書で、性格は社交的ではないが友達もいるし位タイプじゃない。
容姿も言動にも特徴があるわけではなく、本人も積極的に自己を表現するでもなくつらつらと日々を送っている。
そんな龍神くんも最近、心のどこかがイガイガしてる。
頭も良くテニスの選手でもあった父と美人で優しくていつでも夫を支え子供達を見守り陽だまりのような笑顔を絶やさない母。
そんな母を理想としている妹。
そして、弟の和人。
陣内家自慢の子ども。
頭が良くてスポーツが出来てかっこいい!(身長も龍神くんより2cm高いw)
不満なんてあるわけない!
と、悩む龍神くんの前にお化け屋敷のような黒い塔がっ!ww
そこには龍神くんが生まれる前に亡くなったおじいちゃんが住んでいた!
しかもその塔には、もっと驚く秘密もあって・・・。
いや、もう一気に読んじゃいました。ww
香月さんの作品は、奥深いところにガツンとキマス!
「孤独を嫌ってやるなよ、龍神。 孤独を悪者だと思うな。孤独を嫌だと思うな。孤独とは、気高く優しい友人だ。じっくり付き合ってみるがいい。」
学校で仲間はずれにされた龍神におじいちゃんが言った言葉。
びっくりした龍神が
「独りぼっちは寂しいよ」と言うと
「寂しいのが悪いのか?寂しいと思うことも必要だ。悲しいと思うことも必要だ。それらを養分にして孤独の中で自分を育ててみろ」
と。
香月さんの作品、お勧めです!