Snapchatが見事、プレの評価額175億ドル、ポストでの評価額で193億ドルで18億ドル調達。

業績は、2015年の売上高は5900万ドル。2016年の売上予想は2億5000万ドルから3億5000万ドルの間、2017年の売上予想は5億ドルから10億ドルらしい。
DAUが、1億1000万人で、去年から50%弱伸びたらそうで、鬼の成長率です。
確かに、自分もSnapChat始めたし、周りも毎日動画やら写真をあげているので、このDAUはすごいなぁと。
比較にならないけど、LINEの世界のMAUが2億1500万人、国内のDAUが4800万人と比べても桁違いですね。
あと、今年の5月に一日の動画再生回数は100億回を超えたと報道され、Facebookが去年80億回を超えたのと比べても同等かそれ以上になりつつあります。

では、Snapchatはどこから資金調達したのか。
General Atlantic、Sequoia Capital、T. Rowe Price、Lone Pine、Glade Brook Capital、IVP、Coatue Management、Fidelityなどですが、半分くらいがもはやVCではなく、資産運用会社。
でも、FidelityってSnapchatの評価額、二回ぐらい下げていて、2015年11月に25%、更に12月に2%下げたのにもかかわらず、出資しております。

また、この中でも特に気になったのが、Coatue Managementです。
調べてみると、Tiger Cubsのヘッジファンドでした。

Coatue Managementは、 1999年にPhilippe Laffontによって設立されたヘッジファンドで、2001年から2016年までに443%のリターンを叩き出しています。

Philippe Laffontは、MITを1991年に卒業し、1992年から1994年までマッキンゼー、1996年から1999年までTiger Managementに所属していましたが、1999年にCoatue Managementを設立しました。
現在47歳なので、30歳前後でヘッジファンドを始めたことになります。

メインポートフォリオは上場しているテクノロジー企業です。


そして、売却したのが以下。


Appleには2003年から投資していましたが、今年の3月末で全て売却しています。
要するに、成長型バリュー株投資家。

ベンチャー投資は、2013年にCoatue Long Only Partnersを4550万ドルで、2015年にハイブリッドファンドで5億4300万ドルを設立して行っています。
設立時から、CoatueのNo2をメロンパークのAndreessen Horowitzの隣にオフィスを構えるという力の入れようで、これまでに以下のようなところに投資しています。



詳しくは、以下の記事を読んでいただけると幸いです。
これまでになくとても面白いヘッジファンドに出会えた気がします。
(Top hedge fund Coatue launches $300M Valley-based growth fund)