最近、トヨタの非効率的すぎる経営に驚くばかりです…
確かに、トヨタ方式の工場運営は、素晴らしいと思います。

しかし…
以下のような4つの疑問もあります。

まず、車種がとにかく多い。
中には、全く売れない車もあるはずです。
さらに、売ってる販社は違うけど、同じ車なんて場合も。
例えば、ヴェルファイアーとアルファード。
どうみても研究開発費の無駄です。

次に販社が5社もあること。
日本には、トヨタ店、カローラ店、トヨペット店、ネッツ店、レクサス店という5社もあり、レクサスは高級車なので、全く別物と考えて問題はないと思いますが、他は四つもいらないと思います。
日産もホンダもマツダもかつては何種類かんも販社を持っていましたが、一つに統合しました。
トヨタの経営陣は、四つの販社があっても、ちゃんと売る層が分かれているため、統合する必要なしとしていますが、消費者にしてみれば、どれも同じトヨタの車を売っているお店としか思っていなく、折角試乗をしにきても、販社が違うため、乗れなかったと言って、ホンダや日産に消費者が流れて行ってしまう可能性だってありますし、また、販社同士が客の取り合いになると思われます。
また、トヨタはこの度、子会社のダイハツから軽自動車をOEMで受けますが、これをすればダイハツとの客争奪戦になります。
よって僕は、ダイハツと日野自動車を完全子会社化してからトヨタ自動車本体に取り込み、レクサス以外の販社を丸ごと合併させ、重複店を閉鎖すれば、利益は増えると思われます。

次になぜトヨタホームという家事業があるのかということ
元々自動車は、研究開発費に莫大な額がかかり、多角化はよろしくないとされてきました。
事実、2009年に破綻したGMも防衛産業を買収したり、金融に手を出しましたが、最初のうちは利益をだしていましたがその後、研究開発費が嵩み、売却しましたが、その後破綻しました。
また、日産自動車もかつては防衛省向けにロケットを販売し、業界首位で、更にかなりの利益を生んでいましたが、j経営危機に陥った時に、カルロスゴーンが入り、IHIに売却しました。
また、関連会社の株売却により、負債を一気に減らしました。
その結果、自動車専業にほぼなり、リーマンショック後の回復は、経営危機を一度乗り越えたという経験から、日本でも早い方に入ると思います。
にも関わらず、トヨタは家事業をやっている…
トヨタの創業家である豊田家は、一代に一つの事業を立ち上げるという方針があり、トヨタ自動車も、元々豊田自動織機の一部で、二代目の豊田喜一郎が自動車を始めてから独立したもので、三代目の豊田章一郎が家を始めたわけです。
しかし、上手いっておらず、住宅業界でも中堅企業に留まっており、足を引っ張っています。
ですが、トヨタホームを作った豊田章一郎が存命のうえ、トヨタ自動車の名誉会長のため、手が引けないのです…
豊田章一郎曰く、自動車は馬車の捨てられる日がくるが、家はそのようなことはないという考えがあるようです。
ですが、今のトヨタホームの規模だと生き残るのが難しい…
そこで考えたのが、パナソニックの傘下のパナホームとの合併です。
幸いパナソニックは、家丸ごとパナソニック言う名の下、家電から太陽光発電、家の建材までをやっており、これに、トヨタのハイブリッドカーを足せば、超エコハウスになるのです。
更に、トヨタとパナソニックという強力なバックができ、海外展開もやれば、いいのではないか?と思っています。

最後になんで余計な金融なんかもやってるのか?
そもそも、メーカーが金融をやるというのは間違っているんです。
それも副業として…
sonyやGEのように上手くいってるところもありますが、金融業は、莫大利益を生むと同時に、不景気になると、莫大な赤字になり、メーカーの中核事業の利益をも吹き飛ばしてしまう可能性もあります。

とにかく、トヨタ自動車は世界でも自動車で世界トップで、日本でも時価総額、売上高でトップで世界にほくれる会社ですが、もっと絞れば素晴らしい企業になるのです。

また、これからの自動車業界の再編も面白いと思います。
日本と言う狭い国に8社もあり、その日本の市場は縮んでいきます。
そのためグローバルに戦っていかないといけませんが、世界で対等に戦えてるのは、トヨタグループと日産グループだけな気がします。
ホンダも最近危うく、世界第7位のシェアを誇っていますが、やはり弱い…
たぶんいつか自動車業界の再編の予想を書きたいと思います。
では長々と読んでいただき、ありがとうございました。