ウルトラセブンは名作である。
あらすじ的には
遊星間侵略戦争から、この星をを守るために結成された地球防衛軍の先鋭、ウルトラ警備隊。
そして彼らの危機を救うべく、立ち上がった光の国の勇者ウルトラセブン。
彼らの戦いを人間ドラマも交えて描かれ、日本のSFドラマのパイオニアとなった作品。

それでは私のSF仲間から聞いて集計したウルトラセブンおすすめ回をランキング形式にて紹介しよう。


第10位
第14話 第15話「ウルトラ警備隊西へ」前後編
そもそもこの作品が出来た背景には、スポンサーである武田薬品が関西を拠点に活動していたということから、関西ロケーションが実現した。

その中でも、ペダン星人とダンの「宇宙人どうしの約束」がすぐさま破られるところに、おそらく誰しも憤りを感じただろう。キングジョーは50年たった今でもファンの間では愛されている。

第9位
第43話「第四惑星の悪夢」
この作品の脚本を担当した上原氏は、物質および機械文明が行きすぎた果てに人間性喪失を招き
やがては人間が侵略されてしまうという危機感を描いた日本初の作品である。

当時としては画期的な描写であると同時に、行く末もないような恐怖感に襲われたという人も少なくないだろう。コアなファンのなかでは人気の高い作品である。

第8位
第22話「人間牧場」
タイトル通りの作品である。
女性の体を、自分達の食料を培養させる牧場とするために女性を誘拐するブラコ星人。
悪質で残酷な、血の気も引いてしまうような恐ろしさはファンの間では度々話題になる。もしそんなことが本当にあるというのなら、と考えるだけで身震いする。

第7位
第39話 第40話「セブン暗殺計画」前後編
ガッツ星人の恐ろしさ、セブンが十字架に磔になるというなんともショッキングな内容であり、当時の子どもからは悲痛な叫びが聞こえた。この作品は劇中の音楽が大変効果的であり、だからこそ良い作品になったのだろうと感じる。

第6位
第37話「盗まれたウルトラアイ」
この作品はセブンの中でも1番の異色の作品と言っても過言ではない。
当時の日本の風俗習慣文化などが色濃く出ている印象だ。
当時の国際情勢、政治や経済などへの反発から学生運動などに燃える熱い若者もいた一方で、世の多くにシラケきって、怠惰とも言えるような行動に走る若者も多かった。この作品に出てくる宇宙人、マゼラン星人マヤも後者であり、地球人でないからこそ人間の矛盾をストレートに描いて、正義感を持って戦うダンとの対比を描いている名作。
母星に裏切られるショックと、最後には自殺したしまうという悲しい結果に、子どもではついていけない奥深さと哀愁が漂っている。

第5位
第8話「狙われた街」
この作品はダウンタウンの松本人志が好きだと公言しているのもあり、一般的に広く知れ渡っている作品である。
メトロン星人いわく、「地球を侵略するのに直接攻撃なんかしなくていい。お互いの信頼関係を壊すことによって君たちは簡単に滅びる」
という衝撃的な言葉は、今大人になった自分たちに問いかけられるものがあると感じる。
しかし最後
「人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼なんかしてませんからね」という趣旨のナレーションは多くの人を、そして世界を鏡の前に立たせたという。

第4位
第26話「超兵器R1号」
地球人が打ち上げた超兵器を宇宙で実験し、それは何事もなく成功したように思えたプロジェクトには大きな欠陥があり、その星には生物が生息しており、結果的に復讐の使者「ギエロン星獣」が地球に飛来する。
物語は、実験の当事者本人が自らの失態を恥じて考えを改めることで決着がついた。
これは当時の冷戦を色濃く象徴している。
作品全体にどんよりとした空気が流れるショッキングな作品。

第3位
第29話「ひとりぼっちの地球人」
天才は時として孤独を感じ、疎外感をも感じる、この作品は「孤独」をテーマにした作品であり、作品全体に哀愁が漂っている。
唯一の理解者であるニワ教授に絶大な信頼を寄せるも、それが宇宙人だったときの衝撃は計り知れないだろう。今にも通ずるこの作品は、なにか人間の本質的なところをついているように思えるのだ。

第2位
第42話「ノンマルトの使者」
この作品はかなりおすすめだ。
かつて、現在の地上に住む人類に追いやられ、やむなく海底に移り住んだノンマルトが、死んだ子どもの魂を使い、必死に訴える。不可思議な魅力のある作品だ。
当時としてはこの設定なかなり衝撃的であり、かなりのインパクトだったと思われる。私自身も衝撃を受けた作品だ。

第1位
第48話 第49話「史上最大の侵略」前後編
最終回である。この作品はダンとアンヌの別離に集約される。あまり話すとネタバレになるので話さないが、この作品こそが、ウルトラセブン全体で伝えたかったことを総合的に集約しているような内容になっている。数々の著名人も、この作品は名作だと公言している。

以上でウルトラセブンのおすすめ回は終了。
是非今の中高生にも、もちろんセブンを知らない大人にも見ていただきたい。