長文日記
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(シャワー) ^ (3) =

今日、この日この時を待っていた。

土曜の午後9時過ぎ、寮に帰り着き、3階の自分の部屋に戻る途中に風呂場がある建物を見下ろす。

電気がついていない。 

だれも入っていないようだ。

平日だと朝晩は必ず混雑しているが、休日、しかも最近冷え込んできたのも影響してか人の影はなかった。

部屋に戻るなり、そそくさと着替え、お風呂セットを持って風呂場へ向かう。

まだ誰も来ていない。脱衣所の電気のスイッチを入れて服を脱ぐと少しの優越感と、

また少しの寂しさと共に風呂場に入った。

まず、いつもの様に頭をいつものシャンプー(銘柄指定)で2回洗った。

2回洗うことに友達がイチャモン付ける事もあるがこれはポリシーだそして次はボディーソープ(銘柄はあまり気にしてない)を

手にとり、ジャパジャパと洗った。

この点に関しても、ごしごしタオルを使わずに手で洗うことに友達がイチャモン付けるが

10年くらい前からのポリシーなので押し通すそして、

この瞬間が来た洗い流す時だ足で押さえて固定している出しっぱなしのシャワーを手に取り、立ち上がる。

そして右隣の別のシャワーをもう片方の手に取りお湯を出す!

しかし、ここで問題発生。ただでさえ湯温の安定しない、ここのシャワー右隣のお湯を出した瞬間、

過渡現象的に左手に持って体にかけ続けていたシャワーの温度が変化した!

「熱っ!!つめたっ!!」

なんかそんな状況でヨロヨロしてしまった

いつもの2倍速でボディーソープを流し終えたあと何か物足りない気がする・・・

目に止まったのは左隣のシャワーwww

そう☆それだ♪

右手にシャワーを2個持って左隣のまた別のシャワーをオープン!

案の定ここでもあの過渡現象が起きる

しかし、今の俺は今までとは違う。それを予測し、ソニーのノイズキャンセリングヘッドフォンばりに、

熱い冷たいを繰り返す逆の位相で温度調整のダイヤルをカリスマDJ如くキュキュッと前後に回したはずだった・・・

そんな自己満足とは裏腹にシャワーの温度差は勢いを増した。

熱い冷たいと同じ位相を入力してしまったようだ。

この最新式の手動ノイズキャンセリングのはずが・・・

その熱い冷たいを繰り返すシャワーを時定数τで収束するまで黙って受け止めるおれ。

温度が安定したらシャワー3つを持って頭から足の先まで洗い流す。

しかし3つのシャワーから出るお湯を全て体に受け止めるのはなかなか難しい。

勢いが強いのもあってしっかり握っていないとシャワーの頭があっち向いたりこっち向いたりで暴れて大変・・・

そんな事をしているとすぐに人の気配がっ!!!

「やべっ」

ほんの少しの罪悪感と、他人にこんなバカっぽい姿を見られたらと思う劣等感にさいなまれ、

左右のシャワーを閉じて元の位置に戻し何もなかったかのように、1つのシャワーを浴びるおれ。

~おわり~