今日のブログは、「２０２４年4月の福岡市・福岡県の出生数についてです。過去最低を更新中です。

６月25日に厚生労働省は２０２４年月の出生数と婚姻件数を発表しました。6月5日に公表された2023年に生まれた日本人の赤ちゃんの数（出生数）が72万7277人となり、千号最低となったことは大きく報道されましたが、毎月の出生数と婚姻件数は全くマスコミが報道しません。もう6月上旬の「大変だ～」という報道は、東京都知事選挙という大イベントで吹き飛んでしまったようですね。まさに衆愚政治。

なお、速報値ですので、外国人の出産・結婚も含まれます。日本人だけだと、さらに少なくなります。また図は人口動態統計からのコピペ。エクセルの表は、木下が作成したものです。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2024/dl/202404.pdf

まず全国の出生数の4月までの推移は以下の通り。赤い線が2024年の状況で、紺色の線が2023年の推移です。グラフ上は差がわかりにくいですが、今年の4月は60,006人で昨年が59,210人でしたので、－796人の1.3％減となります。なかなかプラスにはなりませんね。

コロナ前の2019年とも比べると以下のとおりです。

このままいくと、2024年の出生数は69万人くらいとなり、日本人だけだと67万人前後となります。マスコミの皆さんは、毎月のデータを大きく報道し、社会の関心を少子化対策に少しでも向けてもらいたいものです。

では、福岡市と福岡県はどうか。以下のエクセルの表を見て下さい。

■　福岡市の出生数

　福岡市の出生数の減少も止まりません。このままいくと、2024年の出生数は1万１千人を切るでしょう。日本人だけで見ても1万人を割り込むことはないと思いますが、2016年頃のピーク時には1万⑤千人ほど生まれていたので、まさに急減と言えます。福岡市役所はどうしてこのような状態を市民に伝えないのか？不都合な真実ですが、真実に真正面から向き合わずに希望的な観測で戦ったのが大東亜戦争。そうなってはいけません。

■　福岡県の出生数

　福岡県の出生数もさえません。このままいくと、2024年の出生数は32,229人となり、日本人だけで見ると32,000人を割り込むでしょう。またも過去最低を更新することとなります。

次に、全国の婚姻件数です。今年の4月はまた昨年の4月を下回りました。昨年の4月は32,095件だったのですが、今年の４月は31,408件と687件減りました。－2.1％減です。

それでも4月までの合計では、昨年を上回っています。のブログでは何度も言っていますが、少子化対策は、婚姻件数を増やことにまず力を注がねばなりません。

次に、福岡市と福岡県の婚姻件数を見てみましょう。以下の通りとなります。

福岡市も福岡県も婚姻件数は下げ止まったかもしれません。まだ、今後の動きを見ていかないといけませんが、このまま推移すれば、今年の婚姻件数は1万件近くになります。

昨日も自衛隊OBにNPO法人ジュノールを自衛隊員の皆さんにご紹介いただけないか部隊にご紹介くださいとお願いしたところですが、独身の女性男性に相手を紹介する個人、会社を増やさねばなりません。その点、7社会は動かないです。口だけです。福岡市役所もまるでダメ。福岡県庁だけが結婚促進に本気で取り組んでくれます。九電労組、九電工労組は積極的ですけど。本体がね・・・

■　福岡市婚姻件数

■　福岡県婚姻件数

このままいくと、2024年の福岡市の出生数は過去最少を更新します