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1農業革命
一万年前の農業革命は、大半の社会で穀物と豆という新しい食料源が主食になった。
私たちの祖先は、農業革命によりレクチンを摂取するようになった時、その影響を和らげる発酵などの技術を生み出した。

2 牛の突然変異
北欧における乳牛の突然変異により乳が通常のA2型カゼインではなくA1型カゼインを含むようになった。

A1カゼインは消化を通じてβカソモルフィンというレクチンに似たタンパク質になる。
これがすい臓でインスリンを生むβ細胞に取り憑く。そのためこの牛乳やチーズを食べると免疫反応が促され、すい臓を攻撃し始める。
南欧の牛、山羊、羊はA2カゼイン乳を出し続けるが、A1牛の方が丈夫でより多くの乳を出すので、農家はこちらを好む。

牛乳を飲むと体調が悪くなるのは、乳牛の品種が悪いのであり、牛乳そのものではない。

3 新世界からやってきた植物
5世紀前、未知のレクチンと大きな出会いがあった。欧州人が米大陸に到達したのだ。探検家達は米大陸の食物を欧州に持ち帰り、世界中が新たなレクチン群にさらされた。
それはナス科、マメ科(ピーナッツ、カシューナッツ)穀物、アマランサスやキヌア、ウリ科(かぼちゃ、ズッキーニ)
様々な種だった
大半がそれまで接した事がなく。人間の身体、体内細菌、免疫機構には対処する準備が出来てなかった。

4 現代的イノベーション
この50年で加工食品、遺伝子組み換え作物を通して新たなレクチンを解き放った。
遺伝子組換え作物には、大豆、トウモロコシ、トマト、菜種などがある。
また、膨大な種類の抗生物質、薬品類、化成品を使い、レクチンを処理するはずの免疫機構を教育してくれる体内細菌を破滅させてしまった。


この4つの変化全てが、私たちの体の内部の正常な連絡機構を深く傷つけてしまった。
私たちが抗生物質をはじめとする薬剤や甘味料を日常的に用いて微生物業の大半を殺していればいっそうである。
抗生物質などとレクチンはもしかしたらすぐに悪くなるわけではないので、知らず知らずに何年何十年と積み重ねが体を悪くしていく最悪の組み合わせかもしれませんね。特に腸内細菌は大事にしたいのですが、歴史の流れが腸内細菌を壊す方向に向かっているので個人で気を付けないといけませんね