入籍する前に彼女は僕にこう言った。
結婚するなら仕事辞めようと思う。
好きにしたらいいよ。
それまでに仕事のグチなど言ったことのない彼女が
なぜ急に仕事を辞めると言い出したのか
僕は不思議に思ったが、理由を聞くことは無かった。
続けて彼女は結婚の条件を二つ差し出してきた。
一つ目は一年以内に100万円貯めること
二つ目は結婚したら家計は彼女に任せるということ
こうして1年後、僕たちは入籍することになった。
当然、家計の管理は彼女がしている。
これによって僕は、
色々なところで我慢を強いられることになった。
ねぇねぇ。今、貯金いくらになったの?
お金の事は気にしないで。
俺がお金管理したいんだけど、、、
男にお金持たせたらいい事ないから。
そんな問答で言いくるめられていた。
こうして僕の家の財産がどれくらいあるのか知らないまま、10年の時が過ぎていた。