
建築復元中の現場へ見学に伺ったときに、
建設当時の工法で復元して、
見事なお仕事をされている棟梁さんにお会いしました。
その方は普段は宮大工をされていて、
全国を掛け持ちでお仕事されているとの事でした。
この日も翌日から東北の現場へ向かうので、しばらくこちらはお休みになります。
っていうタイミングでした。
余りに素晴らしい現場でしたので、
何か記念になるものが欲しくなって、
材木の端っこをもらって帰れないかと、
現場の監督さんにお願いしたら、
コンテナから檜の端っこを拾ってきてくれました。
(左近の桜と言い、もらって帰るのが好きなわけではないです)
せっかくなので、棟梁さんに何か書いていただきたいな。
と話したら、
もうすぐ休憩なのでそのタイミングでお願いしてくれることになりました。
休憩を待って、何かサインをいただきたいのですが、と
お願いをしたら、筆でススっと書いてくれたのがこの字です。
「水」と書いてあります。
棟梁さんが一番大切にしている字なのだそうです。
「水」は
「水平」にも「水準」にもつながる大事な字なので、この字を自分の印とすることもあります。
との事でした。
「水」
ホントに納得のお話でした。
一番怖いのも大事なのも「水」
素晴らしい贈り物をいただいて
とっても嬉しかったのでした。
監督さんも「俺も欲しい」って言ってたけど、
書いてもらえたのかな~~。
棟梁さんにはいつまでのお元気で、
記録に残る仕事、たくさん仕上げて欲しいです。
今回の災害で復旧が待たれる寺社も多いのでしょうが、
時間がかかりそうで心配です。