ご無沙汰しております。
訳あって今月頭より無職になりました。今の自分を記録として書き留めておきたいと思い、久しぶりにこちらのページを開いた次第です。
私は大学卒業より長く福祉系の仕事を続けており、今年で37歳になります。障がい分野、高齢分野と対象の利用者様は変われど10年以上この仕事をしてきて思うのは、人からの感謝でとてもやりがいを感じるということ。この気持ちは福祉の道を志した時から変わっていません。私はこの仕事が好きです。
しかし、直接の介護業務というのは世間でも周知のとおり体力仕事ということもあり、現在転職5社目にしてこの先ずっと続けていくことが不安になってきました。利用者様の移乗の際に徐々に腰の痛みが出てきたためです。今すぐに介助できないほどの痛みではありませんが、この先10年、20年と歳を重ねて「楽しい」という気持ちだけで介護を続け、いざ50代を迎えたときに体を痛めて介護業務を出来なくなった時の私をどこかが雇ってくれるのか?ととても不安になりました。
ケアマネージャー等の直接介護業務に携わらない職種もありますが、苦手な事務作業が増える上にやはり現場で働きたいという気持ちもあります。
そんな時ふと立ち寄ったハローワークで「職業訓練」の話を聞きました。一定の条件はあるものの、ITやプログラミングなどの講座を無料で受講することが出来るというもの。また訓練期間中は訓練給付金や通学に必要な交通費が支給されることもあるそうです。
30代半ばにして挑戦してみたいという率直な気持ちと本当に仕事を辞めても大丈夫なのかという気持ちが自分の中で戦っていました。「職業訓練」とインターネットで検索するとネガティブな意見もちらほら。とても悩みましたが一度きりの人生。まずはやってみようと答えを出した次の日には退職届を出していました。
幸か不幸か入社時期が浅い職場だったこともあり、大げさな引き留めもなくすんなりと退職が決まりました。並行して職業訓練の申し込みを行いました。私が希望したのは電気系統の資格を受験することが可能になる半年ほどのコースだったのですが、聞くところによると職業訓練にも筆記試験と面接があるそう。中には競争率の高いコースもあり、希望者全員が入れるわけではないことを知ります。筆記試験は「中学校卒業程度」と記載があり。帰り道書店に寄り中学校卒業のテキストを軽く読みましたが図形や関数の問題などは解き方をほぼ覚えておらず撃沈。。
退職後は上記試験まで2~3週間の時間があったので参考書を購入し、読み込みながらネットに挙がっていた過去問を解く、の繰り返し。ルートの計算や体積を求める問題など徐々に思い出してきました。面接の対策としては志望動機や自己PRなど聞かれそうな質問をピックアップし返答内容を大まかにメモし頭に叩き込みました。失業手当の申請、健康保険、国民年金、、と流れるように手続き。休みの期間中も事あるごとにハローワークと市役所に通っていました。(退職に伴い収入がなくなるのに支払う社会保険料の高さに驚きを隠せませんでした。)
そして先日とうとう試験を受けてきました。私はスーツで臨みましたが、会場には2~3割ほど私服の方もいらっしゃいました。
当日受付で名簿のようなものを確認すると私の希望コースは5名ほどの受講枠に対し15名ほど応募されている様子でした。頑張らねば!と姿勢を正し受験する教室へ。試験が始まるまで私は面接の受け答えをひたすらに脳内でシミュレーションしていましたが
中にはスマホでゲームをしている余裕な方もいらっしゃいました。
筆記試験は事前に勉強していたこともあり概ね時間内に解くことが出来ましたが、面接は少し違いました。今までの経験でやり遂げたこと、頑張ったことを1分以内で話してくださいと面接官に言われ、少し焦ってしまったことが心残りです。
結果はまだですが気長に待ちたいと思います。