毎日の勉強法について解説します。
-毎日の勉強法-
Step1 「問題集の問題を解く&考えてみる。」
…正直、学力が安定するまでは数学の問題は自力で解くのが厳しいので、ここで時間をかけすぎる必要はないです。解けるなら解けるに越したことはないですが、時間がない人なら計算を省いたり、解答のアウトラインだけ作るにとどめてもいいと思います。(ただし、問題を最後まで解ききることはある程度は絶対に必要です。)まあ問題を知るっていうフェーズです。
・Step2・
解説を「意識」しながら読んで理解する。
意識や問題の解き方等については後の項で詳述しますが、とにかく「意識」しながら問題の解法を理解し身体で覚えて下さい。
「この問題の方針はなんなのか」
「この変形はどういう意図で行なっているのか」
「お、ここの変形便利じゃん!次使おう!」
「この解法は要するに○○○って事だな。そういえば、この解法はあの時のあの問題の解法に似てるな」
とか、そういう意識を持って問題の解答の理解に励んでください。
また、一通り問題を理解できたと思ったら問題の整理を行ってください。
「ああ、この問題はベクトルの問題で、内分点の公式を拡張させた問題だな。内分点の公式を使う場面は○○○みたいな時だな。そしてこの問題は△△△の問題の類題になっているな。」
みたいな感じで問題の要約をして下さい。これ意外に大事です。問題をマクロに見る作業って大事です。
・Step3・
問題ができるようになるまで復習する。
解答が理解出来たら今度は、解けるように復習しましょう。一度は全部といてみるといいでしょう。それで出来たらそれ以降の復習はアウトラインにとどめる程度でいいと思いますが、まあとにかく復習しましょう。数学力を伸ばす鍵は復習です。復習なくして数学力は伸びません。復習には、解法の整理、「意識」の定着化、実践力の向上など様々な効用がありましょう。復習もしないで、数学が伸ばしたいとか言ってたら言語道断です。復習はメチャクチャ大切です。
ちなみに復習というのは忘れる直前までにするのが大事です。忘れてから復習したのでは手遅れです。それは一回目の復習と同じになってしまいます。忘れないうちに復習しましょう。忘れそうになったら、気が向いたら復習。そんな軽いノリでいいんです。反復すればするだけ伸びます。(まあ当たり前になったら復習し続ける必要性はなくなりますが)ただし、復習する際にもStep2で挙げたような「意識」を持つことは忘れずに。意識を持たないまま復習してもたかがしれてます。
まあ、こんな感じで日々の学習をしてみてください。今まで、機械的に覚えた解答ももっと意味合いを持つようになると思いますよ。というか趣旨を理解している問題を増やせれば自ずと伸びます。どんな人にも納得させられるような説明ができるレベルに到達できればその問題はクリアです。そんなクリア問題を増やして行けば数学の成績はきっと伸びます。
ただし、たまには自力で初見の問題を解くトレーニングもしてくださいね。復習だけでは、前述の「解答力」は満足なレベルまで伸びません。