もちろん、「素晴らしきかな、人生」をあげねばなるまい。
映画で号泣したことの無い中学生のクソガキだった私の顔をグチョグチョにした作品である。
最近久しぶりに見て、ジェームズ・ステュアートのイケメンさはもちろん、グロリア・グレアムの美しさにもやられて、思わず彼女を携帯の壁紙にしてしまうほどにはハマった。あの頃の映画は当たり前のように、顔とスタイルが良く、ダンスが上手いやつしか映画に出れなかったのだろうか。白黒の映画スター達が揃いも揃って私のハートを撃ち抜いていく。
おっと、顔ばかり褒めているが、もちろん内容もとても良かった。緻密に張り巡らされた伏線や、そこを回収していき、感動のラストへと繋がる瞬間は何度観ても涙を禁じ得ない。
また、白黒の映画特有のなんだか今の世界と違う空気感も良い。(先程アメリカでの生活の実態の動画を見ていてむざむざとアメリカンドリームを破られたばかりだが、)主人公自身決して富裕層とかではないものの、生活に余裕を感じるあの雰囲気がどうもクセになる。
(ちなみにジェームズ・ステュアートは当時のアメリカ人の等身大として人気を集めたそうだが、アメリカ人はあんなに当たり前に高身長、イケメンなのか……? 羨ましすぎる)