娘が突然いなくなりもうすぐ6年。

長かったようで、短かった6年。

声を上げて泣くことは減ったけれど、

悲しみは心の奥の方に棲みついていて、

時々、顔を出します。

 

高齢の父を介護するため、

日本の実家に帰ってきています。

先日、実家の近所に住んでいる弟と、

ゆっくり話す機会がありました。

その際、20年以上前に双極性障害二型を発症し、

ずっとお薬を飲み続けていること、

自死未遂の経験があることを、

打ち明けてくれました。

 

姉として弟の苦しみに気づけなかったことと、

娘を救ってやれなかったことへの自責が重なり、

その夜は眠れませんでした。

 

娘の自死と、弟の未遂。

いろいろと考えさせられます。

私一人の力では何も変えられないけれど、

みんなの思いが一つになれば、

もっと優しい社会になるかもしれない。

 

これ以上、優しい命が消えてしまいませんように。

自死遺族が増えませんように。