皆様、コロナが猛威を振るう中
お変わりないでしょうか?
先日、日本医師会の会長さんが必死に
訴えておられた
医療の逼迫、偏見、差別…
会見を見ていて
本当に悔しくて、もどかしくて…
医療従事者の皆様が、差別や偏見なく
安心して勤務できるよう
政府にはしっかりとした対策を切に願います
それでは
今回は、イレウス管の処置についてです
少々生々しいです…
ご気分を害す可能性がありますので
痛い話など苦手な方は、Uターンをお願いいたします🤲
まず…
腸閉塞と診断がつき
イレウス管の処置をするまでに採血をします
術前の採血と同じですね
HIV、B型C型肝炎、梅毒、
全ての検査をします
そして、結果が上がった翌日…
外科の先生から処置の呼び出しです🛎
この時は、胃管と点滴、尿管バルーンが
入っていて全く動けず
ベッドごと処置室まで向かいます。
(手術の時は術着に白色弾性ソックスで歩きましたが、この時ばかりはベッドでしか移動できませんでしたそれほどの激痛です)
👨⚕️『◯◯さん、非常に言いにくいんですが…
これからする処置は、外科医が一番やりたくない処置なんです…拷問に近いので本当にやりたくないんですが、これをやらないと手術もできないので今から処置していきますね』
って❗️❗️
先生、処置する前にそんな不安になることを
言いますか???
(もう数年前の話ですが、この時言われたことは激痛の中でも絶対に忘れることはありません)
そして、私にもちろん選択の余地はなく…
麻酔も無い激痛と、激しい嘔吐の中
処置が始まります
(麻酔をかけてしまうと、胆汁や便汁の嘔吐物が誤って肺に入っても気づかない為、無麻酔で処置されます。だから記憶が鮮明に残っているんですね)
まず、左の鼻の穴から小指ほどの太さのイレウス管を2m70cm入れていきます
最終段階で入ったイレウス管の長さです。
そして、、、
口からは胃カメラが入ります
皆様、想像してみてください、、、
左の鼻👃にイレウス管
口には胃カメラ
お股には尿管バルーン
腕には点滴
空気が入るのは右の鼻の穴のみです
そして、このイレウス管…
拷問治療の別名があるだけに
壮絶です…
数時間かけて何度も何度も
カメラのモニターを見ながら
イレウス管を出したり入れたり
繰り返します
その間も、嘔吐物が胃カメラの隙間から溢れ出ます…
左の鼻からは、鼻血も吹き出します
痛みと酸素不足で意識が朦朧としますが
激痛ですぐに目が覚めます
腸の癒着がひどい為、なかなか閉塞している
箇所までイレウス管が進みません
何度も何度も意識が飛びますが…
その度に看護師さんに励まされ
それでも
最後の方はもう精も根も尽き果てました
今思い返しただけでも
身震いがします
外科医2名
内科医1名
看護師2名
検査技師1名
総勢6名で処置していただきました…
この処置がまた数日後に
繰り返されるなんて、どの先生も思ってもいなかったと思います…
今日はここまでにしておきますね
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました