ブログ終了の
お知らせ
と
感謝のお礼
さて、昨年の12月より書き始めたこのルワンダだらけのブログですが、
本日をもちまして終了となります!
そこで今日は、半年に及ぶ執筆活動を経た今の心境を、とりとめなく綴ろうと思います。
散文になると思いますので、途中で飽きたら読み飛ばして下さい。そして、一服でもしてまた戻ってきて下さい。3日くらいかけてもらっても大丈夫です。最後の一文で待っていますので^_^
それでは、スタート!!!
・・・
《はじまりは〝ある人の一言〟だった》
“今日からルワンダについて
120記事ブログを書くこと”
この一言がキッカケでした。
インターンで知り合ったファシリテーターの方にルワンダに行くということを伝えると、返ってきた言葉がこれでした。
「えっ、ブログ?」
「なにそれ???」
「120記事???」
当時、ブログもろくに知らなかったぼくにとって、クエスチョンマークしか頭の中には浮かびませんでした。
現代っ子に反するほどにSNSから疎かったため、ブログなんて夢のまた夢というか、芸能人みたいな人だけが書くものだと、本気で思っていました。
ただ、なぜか気がつくと「わかりました」とだけ、半ば適当に返事していたのです。
その後、わけもわからないまま、とりあえずアカウントだけでも作ろうと、夜のマックに駆け込み、あれやこれやと試行錯誤したのを覚えています。
そして、その日から、ぼくのブログ生活がスタートしました。
ただ、始まったのはいいものの、何を書けばいいのか、どう書けばいいのかわからない。
そもそも、ネタがない!!!
「ルワンダ?」
「んー、聞いたことくらいしかねぇな‥‥」
「レイアウト?フォント?」
「よぉわからん!!!」 (当時の心境)
いろんな煩わしさが込み上げてきて
初日しょっぱなから嫌になったのを
鮮明に覚えています(笑)
《まずは慣れることから》
もともと普段の生活で文章を書く機会があまりなかったぼくにとって、急に文章を書き始めるというのは、なかなかの骨折り作業でした。
最後にきちんと書いたのは卒業文集以来だろうか‥‥
それくらい携わりがなかったので、もちろんいきなり書けるはずがない。
書いてる自分ですらわけのわからない文章でした。
いま読み返しても、さすがにひどい!(笑)
まぁ、当時の精一杯でした^_^;
《慣れると訪れてくる惰性》
そんな稚拙な文章も、ある程度数を重ねてくると、クオリティーの有無はさておき、「文章を書く」ということに対しては少しは慣れてきます。
まぁ、〝習慣〟というやつですね。
最初は文章に向き合うことすら億劫だったのが、朝起きて執筆に向かう生活が当たり前になりました。
歩いていてもネタを探したり、とにかくひたすら記事のことが頭のどこかにあるような状態でした。
それはいい事ではあったのですが、その習慣とは引き換えに訪れてくるものがあります。
それが〝惰性〟です。
変に慣れてくると、“この程度でもいっか〜”のように、どこかで手を抜くような状態になっていました。
とくに、思った言葉が出てこないときなんかは、その状態が非常にもどかしいので、すぐに切り上げたり。
そうして、なんだかんだ100記事あたりまできたところで、また、心境に変化が訪れました(遅すぎ!(^◇^;))
〝ここまできて、どうせやるなら残りの20記事は、一切手を抜かずに本気で書こう!〟
たとえそれが伝わってなくても、自分の中だけであったとしても、納得した文章を書きたいと思ったのです。
そうして真剣に取り組むと、〝文章〟ってものに対する感覚が変わってきました。
《日本語は美しい》
それまで、ほんとうに文章を書くのが煩わしく、“伝わりゃええやん”くらいに思っていました。
しかし、真摯に向き合っていく中で感じたことがあります。
それは、
〝日本語って美しい〟
時には“まどろっこしい”とか“くどい”のように揶揄されることもありますが、ぼくは日本語はほんとうに美しいと思います。
そして、なにより奥深い。
同じ内容の文章でも言葉のチョイスや配置、構造によって、全く印象を変えますし、語彙も多様。
使い方に正解はないと思うのですが、すっごく頭を悩まします。
微妙なニュアンスの伝え方とか、言葉と言葉の切れ目の橋渡しとか、どこまで意味を補って、どこまで空白を持たせるとか‥‥
挙げたらキリがありません!
でも、その煩わしさが、ぼくはある意味で奥ゆかしく、日本語らしい一面であると思いました。
また、文章以外にもそのレイアウト、書体、フォントの大きさ、どこに画像や動画を入れるか、タイトルの文言はなににするか、漢字とひらがな、カタカナの比率は適切かなど、ほんとうに頭を使うことが多いです。
ぼくの場合はプロでもなんでもなく、ただのど素人の文章なので、あまり偉そうには言えませんが(笑)
《言葉との出会いは一期一会》
文章を書いていると、ある瞬間に、ポンっと頭にキラーフレーズが浮かんだりします。
美辞麗句を並べたような、心に鳥肌がわき立つ瞬間。
でも、たまに気が狂って、手が勝手に変な操作をし始めて、気づいたら削除しているときがあるんですよね(T-T)
そうなると、もお後の祭り。
その文章って、2度とは頭によぎってこないんですよね。
擬似文は作れたとしても、全く同じ文章をつくることはほぼほぼできないんですよ。
ぼくの頭では!
必死に思い出したりするけど、結局いくら頭をこねくり回しても蘇ってこない。
だから、その瞬間に頭に浮かんだ言葉っていうのは、ほんとうに一期一会だなと思いました。
《文章は芸術である》
毎日ありきたりに使っている言葉って、実はとてつもなく大きな力を持っているということに改めて気づかされました。
その一言で、相手を動かす。
感動させたり、楽しませたり。
反対に、怒らせたり、悲しませたり。
たとえば、ミュージシャンなんかは歌声で観客を動かします。
同じように、芸人はトークで人を動かす。
スポーツ選手はプレーで人を動かす。
そして、文章(ライター)は言葉で人を動かす。
そういった意味では、文章は立派なエンターテイメント性を持ったものであり、ある種の〝芸術〟と言えるのではないかと思います。
「ひとつの作品」ですよね。
ぼくのは「(ルワンダに関する)ひとつの索引」ですけどね^_^; (あれ?スベった‥‥!?)
《最後は結局、自己満だった》
ぼくが書いてた文章は、最後の最後まで〝自己満〟でした。
まぁ、〝自己満索引集〟ですね。(笑)
というか、そうじゃなきゃ、続けられっこなかった。
もちろん、読んでくださる方に向けて、「ベストな情報を、ベストな形で」とは思っていましたが、それだけだと反応が読めなく、途中で挫折して放棄してたと思います。
それでも、ありがたいことに、ぼくの文章を読んでくれる方がいる。
ほんとうに嬉しい限りです。
ありがとうございます!
《ブログを通して得たもの》
約半年間ブログを書き続けて得た力。
〝ルワンダ〟という国に対する知見は
もちろん当初より深まりました。
文章もそれなりに書けるようになりました。
ひとつのことを継続する力もそこそこついたと思います。
でも、それらは全部二の次です。
最も変わったこと。
そして最も力がついたこと。
それは、
〝自分を信じる力〟
正直、ほんと正直に、何百回と“もおやめよかな”と思いました。
朝起きて、まずパソコン。
気づけばもお夕方。
来る日も来る日も記事作成にあたる毎日で、なにが楽しいのか全くわかりませんでした。
でも、そこで思い留まらせてくれたのが
他でもない〝自分への誓い〟でした。
〝ここで止めるということは、自分自身を裏切ることになる〟
信じるということは、自分との約束を守るということなのだとずっと言い聞かせました。
自発的ではない始まりだったとはいえ、一度自分で「やります!」と呑んだのだから、それを途中で放棄するのは、自分を裏切るということに他なりません。
他者への誓いから、自分への誓いへ。
残りの記事に対し、今まで以上に真剣に取り掛かろうという想いがこみ上げてきました。
全くテーマが思い浮かばなくても、全く言葉が出てこなくても、全く文章がまとまらなくても、必死に考え続け、気づけば最後の120記事目を迎えていました。
そして、いま思うこと。
〝自分を信じるって、ものすごい力がある〟
これが無ければ、絶対に続けることができませんでした。
どんな苦境でも、最後に思い留まらせてくれた〝砦〟のようなものです。
そんなことを、ブログを通して気づかせてもらえました。
《最後に》
関心のベクトルを向けることで
みえてくるものがあります。
今回は約半年にわたって〝ルワンダ〟という国を見つめてきましたが、現地に赴き、足を踏み入れることでわかることもありました。
そこでの体験が自分自身への気づきを与え、また血肉となりました。
ただ、世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあります。
知るにつれて、知らないを知るような、そんな心地が最近します。
そういえば、この前、ぼくがお世話になっている大学の教授が、
“人は、なにかを極めるにつれて、いかに自分がちっぽけな存在なのかを知っていく”
と仰っていました。
逆説的ではありますが、真髄を突いた言葉だなと思いました。
少し“儚いなぁ〜”とは思いつつ、まぁ、それを嘆いても仕方がないので、
これからは、ルワンダだけでなく、あらゆる国や地域を見つめ、社会への知見を深めていきたいと思います。
「知るに足らず、足るを知る」
‥‥あれ、合ってる?
最後、かっこよく締めようと思いましたが締まりきらず、、、
長いですね。
ペンも皆さまの目も悲鳴をあげていることと察し、そろそろ筆を置きます。
半年にも及ぶ活動の閉幕に達成感と嬉しさ、そして、幾ばくかの淋しさが残りますが、
こんな稚拙な文章にもかかわらずお読み頂いた読者の皆さま、
ほんとうにありがとうございました!!!
以上!