無事?退院できました。
 まだ体内に血腫があるため、身体に血が吸収するまで、痛みと熱が出そうです。
 数ヶ月かかりそうです。

 皆さまのブログでの応援。身にしみて感謝しております。
 しかし苦しみの連続と不慣れなブログ操作にて返事してなかったり投稿から数日気づかずもあり
 申し分けなく思います。
 
 さて入院総括ですが
 喉元過ぎれば熱さを忘れるなんてことわざもあり。終わってしまえば天国です。みたいな感覚はわかっております。
 でもそこを詳しく知りたいというのがブログの記録であって、参考になるかと思います。
 いろんなブログを検索して皆さんハッピーで元気にドナーに感謝  というのが大多数でした。
 それもまたいいのですが、その中で病室での様子を想像しながら読んでました。
 
 私は入院期間は倍でしたし、結構な苦しみの連続だったので包み隠さず書いたつもりです。

 こういう経験もあるんだ。という参考になれば。こういう人もいるんだ。みたいにとらえてくださればいいと思います。
 ですから、手術で勇気もらいたいとか元気が欲しいとか。望む方は私のブログはダメかもしれません。


 なので     閲覧注意      とします。




 入院記では薬の名前はほとんど書きませんでした。移植した方々はわかるでしょうが 移植前だとか透析者だとかはよくわからないと思ったのです。
 またドナーへの感謝もほとんど書いてません。純粋に私の身体の様子を伝えたいと思ったのです。
 もちろんドナーには感謝してます。一週間ほどで退院し自宅で一週間療養してあとは元気に飛び回っております。

 内臓を取り出して、別の身体につける。すごい医学技術ですね。こんなすごい手術で涼しい顔をできるとは思いません。
 手術は6時間。汗びっしょりで目が覚めました。
 背中の管の麻酔でかなりの痛みを抑えてます。ただ薬の切れたころの痛みはものすごいです。それと約30時間ベットから起き上がれない。背中の痛みは半端なかった。
 睡眠薬も効かず、この日から4日間オール徹夜で苦しみました。
 この時この部屋で2度、死にたいと思った。
 それほど苦しかった。心が抑えたけどね。
 
 4日でこの部屋を解放されて、個室病室へ移動したが
 傷の痛みと尿道カテーテルでまたも夜は眠れない。昼間1時間ほどウトウトするだけです。
 カテーテルのため座れないのです痛くて。 16日間立って食事しました。
 おしっこが出なくてやっと出たのは14日目くらいだったと思います。それでカテーテルも抜くことができなかった。一般では5日ほどで抜けるのです。

 経験として、年齢の高い人の移植は体力的にも内臓の強度もハードルの高い手術かも。
 70過ぎたら手術は無理だよと以前から言われていたのがよくわかった。
 あと透析長い人ほど、膀胱の面からも苦しみが多いかも。
 実際移植現場では、二十歳そこそこの若夫婦とか。透析2年目の人とか。実際は若い人が多い。

 年齢を重ねるごとに手術は辛くなっていくと私は感じる。


 ただ、苦しんでる時にドクターは言いました。今の辛さは一生続くわけじゃないから。
 
 移植は後悔はありません。十数年ぶりに自分でおしっこ出せる。これは素直の感動。
 透析に行かなくても毒素が抜ける。

 まだ血腫の痛みもあるし、不安は尽きない。
 でも苦しかったことの埋め合わせにいろんな楽があることに期待したい。
 
 入院記はこれで一区切り。
 次からは経過記に移ります。