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中央区議会議員のかみや俊宏です。

 

かみや俊宏は、令和6年度第二回定例会 一般質問に登壇し、3分野で9つの提言を行いました。

区長、教育長より前向きな答弁がありましたので、提言・答弁概要をご報告します。

 

6つ目の今回は「物価高騰を踏まえた①令和6年度予算の柔軟な対応、②令和7年度予算編成」についてです。

 

【かみや俊宏からの質問・提言概要】

<問題認識>

日々生活をしている中で、物を買う、食事をする、移動する、あらゆる場面で物価の高騰を実感しています。

区の既存施策へも様々な影響があると思います。工事契約は本定例会にも議案として提案されていますが、インフレスライド条項により予算要求時からの物価高騰について一定の対応が行われていると認識しています。

一方、各部局において、防犯カメラの設置や防災区民組織に対する助成、地域手づくりイベントや盆おどりへの補助、商店街や展示会出展助成、保育園をはじめとする福祉施設への補助など、区の様々な既存の補助事業について地域の方々から物価高騰を踏まえた対策を期待するご意見もお聞かせ頂きます。

 

<質問・提言概要>

①既存施策の効率的な執行を行った上で、今般の急激な物価高騰は、「予算編成後の急激な事情の変更」と考え、執行段階にある本年度においても、区全体の既存補助事業等に物価高騰の影響を反映して頂きたいと考えますが、区の見解を伺います。

 

②今後も物価高騰が継続することが見込まれること、経済の好循環を軌道に乗せることが重要であるという認識から、令和7年度の予算編成において、真に必要な内容は単価に反映するなど、物価高騰対策を予算編成方針に反映頂きたいと考えますが区の見解を伺います。

 

<考え方>

本年度(令和6年度)の当初予算は昨年度秋から冬にかけて編成されているため、当時の想定よりも物価高騰の影響が大きいものへの対応、また、今後も物価高騰が継続すると思われることから「物価高騰を上回る賃金上昇」などしっかりとした対策が予算面でも重要と考え質問・提言しました。

 

【山本区長からの答弁概要】

物価高騰の影響は、区の施策全般に広く及んでおり、先行きが見通せない中にあってもその影響に留意しながら予算計上しているところ。予算編成後に急激な物価高騰が生じた場合は、第一義的には、執行段階において実施方法などを十分に検証し効率的な執行において実施方法などを十分に検討し効率的な執行に努めながら経費の縮減を図り既定予算の中で対応をしております。

 

一方、規定の予算内で対応しきれない場合においては、補正予算の編成や計上予算の流用などで適宜、予算措置を行い、これまでも対応してきたところであります。

 

また、令和7年度予算の編成に向けては、予算編成方針の中に、昨今の物価高騰など社会経済情勢を踏まえた編成の考え方などを盛り込んでいくほか、工事費の単価など一律の設定が可能なものについては、引き続き、予算の事務処理方針において、物価高騰の影響を反映していく予定であります。

個別の単価設定が難しいものについては、予算編成の中で、直近の執行状況や入札・契約状況も踏まえながら物価上昇の影響をできる限り予算に反映してまいりたいと考えております。

現在の社会情勢をかがむと、すぐに物価が下がることは考えにくいことから、各種事業の目的が達成できるよう、引き続き、必要な措置を講じて参ります。

 

【中央区から公表された「令和7年度予算編成方針」】

8月になり公表された令和7年度予算編成方針では、

方針の中で「物価高騰」の影響、対策の必要性が示されていつとともに、

予算編成の留意点、歳出予算の全般的事項として4点示されており、その中の一つに新たに物価高騰について以下の旨記載がなされました。

「区民生活や地域活動に密接に関わる補助制度については、長期化する物価高騰の影響を慎重に見極め、必要に応じて制度の」見直しを含め、十分に検討すること」。

 

物価高騰の予算面での対応を必要と考えている内容であると感じております。

今後、さまざまな機会を通じて、物価高騰対策に関する提言を続けて参ります。

 

中央区ホームページ/令和7年度中央区各会計予算 (chuo.lg.jp)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。