論文調ではなくできるだけ平易な言葉で綴ります。

 

一般的に近現代史を学ぶ範囲は「大政奉還」から「今現在」までを含む日本を中心とした歴史の学問です。

 

但し大政奉還後の戊辰戦争は軽く触れる程度ですから、主眼は明治時代以降からということになります。

 

ここで歴史を学ぶ上での留意点は最低限の年号を除いて根幹は常に「なぜ?」を持つこととその事象の背景の中で自分がその場にいたらどう感じるのかという前提が必要です。

 

暗記する要素は基本後回しでいいわけです。なぜなら既に高校でその土台は作られているし、更なる上の勉強をするためには「頭を使う」ことが要求されるからです。

 

基本的な用語も既習のはずですよね。歴史だけでなく、文化・宗教・政治・経済等も含んでいますから暗記では対応できませんし、より深い分析力を様々な事例に臨機応変に地頭を使います。

 

それを提起しますので、解答はネットにあるようでないということです。

例えば皆さんには当然親御さんがいます。そして、その父母にはそれぞれ父と母がいます。その先も然りで、このようにずっと遡ることができます。それはご先祖様であり、皆さんはお墓参りに行ったことがあるでしょう。

 

何故お墓参りに行くのですか?また、それを更に遡ってみると何が感じられますか。つまり歴史とは命を紡ぎ続ける学問なのです。お祖父様・お婆様は身近な存在ではないですか?お祖父様、お婆様があなたの年齢の頃にどこでどんなことをなさっていたでしょう。

 

それはネットにありますか?

例えば、決して美化してはいけませんが、あなた方の年齢は丁度ある年齢の平均値なのです。

 

(平均年齢21.6歳)で特攻隊員は命を(国?)家族、愛する人のために捧げました。「人生に迷ったら知覧に行け」という言葉があります。そんなことを考える機会は高校まではなかったでしょう。

 

そこには清洌な愛がありました。自分の命を捧げる上で愛国心とかそんなものはほとんどなかったはずです。そして片道燃料でもなかったのです。なぜでしょう。あなたにしかない真の歴史を皮相部分ではなく一層深化させて行きましょう。