6/26 朝10時過ぎ

何とか彼を車に乗せて、妹にも付き添ってもらいながら◯病院に到着。

後部座席で横たわっていた彼は自分の足で歩けず、車椅子を借りて運んだ。

電話応対してくれた女医さんのおかげでPCR検査も待つことなくクリア。

看護師さんにバトンタッチして応急措置室へ。

直ぐに女医さんが来てくれた。

こんな大きな病院に、こんなに若い可愛い方が頑張っているなんて感心した

しばらく外の待合室で待機。

これから、ありとあらゆる検査をするらしい。

しばらくして様子を見に行った時。

点滴のおかげで少し余裕が出てきた。

看護師さん付き添いで何個か検査を受けた後、起き上がれるようになったのでMRI検査の付き添いをする事に。

車椅子を押しながら向かっていると、

おめぇよぉ、やるならちゃんとやれよ！

ぶつかるだろうが❗

はぁ😞💨少し元気になったら直ぐこれだ。

妹にバトンタッチ

(彼は、私以外の人にはポーカーフェースを徹底している。

一緒に店を始める前、彼は１人で飲食店をしていた。

忘れ物を届けた際、名前を呼んだら常連客が驚いた。開店から10年、誰も彼の名前を知らなかった

　【大将】が名前だと思ってたらしい笑)

勿論、検査後も車椅子補助は妹に任せた。

彼は、補助を受けながらすれ違う他の人達を見ながら、仕事とはいえ大変だよなぁ、頭が下がるよ。

今さっき私に怒鳴ったじゃん

こっちは、仕事でもないし

と言ってやりたかったが、苦笑いする妹の顔を見てやめた。

妹よ、感謝♥️

病院に着いてから6～7時間位が経った頃、女医さんに呼ばれた。

「盲腸の腫瘍の大きさはさほど変わらないが、脊髄から首の後ろにかけて水のような膿のような物が溜まっている。

今は、点滴で痛みもコントロール出来ているが、念のため入院して様子を見た方が良いかもしれない。どうしますか？」

入院させて下さい。お願いします

即答

あんな状態で家にいられたら私の方が病気になる

サクッと入院手続きを済ませて、持って来た入院セットを看護師さんに渡して家に帰った。

直ぐに病室から写メが送られてきた

痛みも治まって快適みたいだ。良かった

これで一安心だ。

一緒に暮らして17年、気付いた事がある。

私が家を空ける事はあっても、彼は空けた事が一度もない。

今年の2月と5月に相次いで愛犬と愛猫を亡くした。この家に引っ越してきて12年、ひとりだ。

泣いた。

部屋の中、響きすぎる自分の声に追い討ちをかけられ、枕に顔を埋めてまた泣いた。

6/27 朝

時間が止まった。息が出来なかった。

体調急変③