1910年の今日5月19日は、ハレー彗星が太陽面を通過し、地球が彗星の尾の中に入るり、「地球に衝突する」、「酸素がなくなる」などのデマでパニックになった日だ
 
 
「ハレー彗星」とは、約76年周期で地球に接近する短周期彗星で、公転周期は75.3年
(大英博物館の展示されているハレー彗星に関するバビロニア粘土板)
 
多くの周期彗星の中で最初に知られた彗星であり、前回は1986年に回帰し、次回は2061年夏に出現すると考えられている
(ジョットのハレー彗星を描いたスクロヴェンニ礼拝堂の壁画)
 
このハレー彗星が、1910年に地球に近づいてきた際に、ハレー彗星の尾の中を地球が通過することも天文学者により予言しており、彗星の尾には有毒のシアン化合物が含まれていることから、尾に含まれる猛毒成分により、地球上の生物は全て窒息死するという噂が広まり、日本での日時は、5月19日11時22分とされ、それ以外にも地球上の空気がハレー彗星に持って行かれて、5分間ほど空気がなくなるという噂が一部で広まった
 
 
自転車のチューブを買い占める者、息を止める訓練をする者、全財産を遊びにつぎ込む者、世界滅亡を憂えて自殺する者などが現れたといい、今では笑えるような話だが、当時は切羽詰まっていたに違いない
 
 
海外では、ローマ教皇庁が「贖罪券」を発行したところ、希望者が殺到し、手に入れることができなかった人が悲嘆に暮れるあまり自殺するという事件も起きた
「彗星が持ち込むシアンの毒はこれで大丈夫」と、小麦粉を丸めただけのニセの薬を売って金もうけしようとした詐欺師がアメリカで摘発され、またメキシコでは、「処女を生贄にすれば助かる」と信じ込んだ暴徒が、女性を襲撃する事件も起きた
 
実際のハレー彗星は5月19日に太陽面を通過したが、彗星のガスは非常に薄いため、地球が尾の中を通過してもハレー彗星のガスは地球の厚い大気に阻まれて地表に到達することはなく、地球及び生命体には何の影響も与えなかった
結果的に、科学とメディアの発達が、かえって迷信によるパニックを煽ることとなったのだ
 
 
これには、社会情勢への民衆の不安、不満が下地にあり、そこにデマや噂が広がると一気に広がると考えられる
 
 
最近は、ネットでの流言飛語が多くみられるが、意図的に広げる場合もあるので、鵜呑みにしないよう様々なものに目を向ける視野が必要とされるだろう
くれぐれも情報に振り回されないよう
 
 
まぁ、私がこんなことを言うのもなんだが、
信じるか信じないかはあなた次第です‼☝☝
 
 
 
 
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