一緒にコスプレ参加したアニフェスも終わり、アレックスとかなり親しくなれたように思いました。


アニフェスの翌日、昨日はどうもありがとう、またぜひ会いたいです、と彼からメッセージが来ました。嬉しかったので、私もまた会いたいと返事をしたところ、アレックスの家でホームパーティしましょう、と提案がありました。アニメのDVDを見ながら、ピザでも食べたいと。


もちろんそれは嬉しいのですが、今度会う時、今まで通り男性同士の友達として会ったら、ずっとただの友達のままかな…もちろん、それでも悪くはないけど… でも、とりあえず会わないと先に進めないし、フェス直後というタイミングも重要と思い、OKしました。7月なかばの週末、午後に私からアレックスの家を訪れることになりました。


当日、コンタクトレンズを使い、ユニセックス的な格好で行くことにしました。アメリカに来てから髪の毛を伸ばしてきたので、その時は耳が隠れるくらいまで伸びていました。


初めて行くアレックスの家でしたが、私の家から4kmくらい離れていました。その日は飲むことを想定して、頑張って一時間ほど歩いていきました。彼のアパートメントの近くで、メッセージを送ったら、すぐに扉を開けて出てきました。家の中はクッションやぬいぐるみ、フィギュアなどのアニメ系のグッズがたくさんあり、オタク感が漂ってました。


ソファのある居間に案内され、ビールやピザが用意されてあり、ソファに並んで座りながらアニメのDVDを見始めました。


私からは、白ワインのボトルと手作りの照焼チキンを持参しましたが、アレックスは照焼チキンをムシャムシャ食べ始めました。手料理を美味しそうに食べてくれて、とても嬉しくなりました。


お互い酔いが回ったところでしょうか。アレックスが私のアニフェスでのコスプレの話をし始めました。私も酔いが回り、気持ちが大きくなっていました。


アレックス: アニフェスに不二子のコスプレで来てくれてありがとう! とても美人でビックリしました。


私: ありがとう!実は事前にかなり準備したので、綺麗に見えたなら良かった。


アレックス: 女性にしか見えなかったです。そこまでの準備ありがとう!僕なんか通販で買ったコスプレ衣装着ただけなんで、ごめんなさい。


私: こちらこそ誘ってくれてありがとう!とても楽しかったわ。あなたのコスプレも似合ってて良かったと思うよ。


アレックス: 僕は日本人の友達がずっと欲しくて、トシと知り合えて本当に嬉しい。しかも、あんなに綺麗に女装できるなんて、ビックリでした。


私: あなたは女装したいと思うの?


アレックス: …今のところノーです。でも、綺麗な女装さんには興味を持てます。


私:じゃあ、私がまた女装するなら見てみたい?


アレックス: もちろんです!


私: 今度、私の家に来てくれたら、女性姿でお会いしてもいいわ。


アレックス: はい、喜んで!


やった〜!と思いましたが、一方で私の方が5才上で、彼が敬意を持って接してくれるのもあり、主導権を握ってしまったような気がしました。日本ではYさんに仕込まれることが私の喜びにも繋がっていたので…

でも、年下の外国人彼氏って、どんな感じなんだろう、とすでに思いを巡らせていた私でした。はしたないんですけど。


次回をどうするか作戦立てなきゃ、と思いつつ、歩いてきたことを言い訳にして、その日はその程度で帰ることにしました。


彼は私の家まで送る、と言ってくれたんですけど、私には心も身体も準備が必要なんで…

いつものようにハグして帰りました。ハグの時、彼が興奮しているのが分かったので、次回会う時がその日になると確信しつつ…