その彼とはすぐに会わず、1か月くらい先に会うことにしました。今回の出会いは今までのものと違って将来見据えたものになるかもしれない、と頭をよぎりましたし、もしすぐに会えないなら必要ないという人なら、急いで会ってもきっとその先も長続きしないかな、と思ったからです。私自身の心の整理もありましたし。


会うときの姿は、私自身迷いました。男性の姿、いわゆるB面で会うか、しっかり女装、メイクして会うか…

すでに私のB面写真は送ってありますが、彼がどちらを求めているか分からないです。でも、私自身、女性として男性とお付き合いしたいので、女性っぽい姿でお会いした方が良い、と考えるようになりました。


一方、まだ完全に女性として生活していくことには決心ついてなかったので、中性的な衣服に、軽いメイクくらいが良いかなと思って、そんな格好で会うことにしました。そして、まずはカフェでお茶をすることにしました。


いよいよその日がきました。ドキドキしながら当日メッセージやり取りして待ち合わせ場所にいきました。彼はすでに到着していて、いよいよ会いました。


第一印象は写真通り、見た目は優しい感じで、私より若いため、初々しさ、可愛さがありました。身長も私より高く、正直言って、私としては彼は見た目的にストライクゾーンでした。衣服は決してオシャレって感じじゃないけど清潔感があり、人柄的には穏やかさ、優しさが伝わり、安心感もわきました。しかも、安定した職業に就いているとのこと。ああ、なんて良い男性なのかしら…私の心の中にある乙女心がキュンとしちゃいました。


こんな素敵な出会いは逃したくないんですが、振られて傷つきたくないことや初対面で緊張していたのもあり、そんな思いとは裏腹に、私の言動はぎこちないものになってました…聞かれた事に答えるだけみたいな感じで…絶対印象悪いだろう、と思いつつも、元々、あまり社交的ではない、オタク体質なんで、軌道修正もできず…


私のバカバカと思っていたそんなタイミングで、お茶も飲み干したのでそろそろお店出ましょうと彼が言いました。絶対嫌われて次はないよ、って思ったのですが、お店出たとき、彼がスッと手を握ってきました。


えっ?!マジっ?と私はビックリしたんですが、彼は穏やかに、また会ってくれますか?って聞いてきました。

心の中は、もちろん万難排してイエスです!と叫びたいくらいでしたが、その時も結局、はい、と素っ気なく返事しただけでした。ただ、握ってもらった手を軽く握り返すことだけは何とかできたので、私の思いが少しでも伝わってくれたら、と思いつつ…その日はそれで別れました。


帰りの電車の中で、彼からまた会いたい、とメッセージが入っていたので、めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。また会えるのを楽しみにしてます、と返事して、次の機会を待つことにしました。