自動車を後ろから押すとき、一人で押すのと、二人で押すのとでは、必要な力がまったく違います。
同じ自動車、同じ道、同じ目的地でも、「誰を乗せ、誰と押すか?」 で、未来は大きく変わります。これは、人生も、ビジネスも、まったく同じです。

最初は「一人で押す」しかないフェーズがある

どんな未来も、最初は一人で押すところから始まります。
まだ形がない。まだ理解されない。話してもピンとこない。
この段階では、誰かを乗せる余裕も、誰かと一緒に押す準備も整っていません。一人で、黙々と自分の目標に向かって押すしかありません。

この「一人で押すフェーズ」は、孤独で、重くて、正直つらいかもしてません。でもこの時間があるからこそ、未来の方向が定まっていくのだと思います。最初から大勢で押そうとすると、多くの意見、想いがあり、それが一つになればいいのですが、どうしてもハンドルが定まらず、どこへ向かう車なのか分からなくなってしまいがちです。
家族でもそうかもしれません。社会人になり、元の家族から距離ができ、新しい家族が一人増えます。自動車に乗せ、時に車を押します。そしてさらに新しい家族が一人増え、自動車に乗せ、時にともに車を押します。
仲間でもそうですね。仕事の仲間、人生の友人、趣味の仲間。様々なケースが考えられます。

ずっと一人で押し続けると、未来は重くなる

しかし、一人で押し続けるとどうしても重くてどうしようもなくなってきます。「いつまでも一人で押し続けてしまう」 ことで、目標目的に届かなかったり、誰かの助け、同志、協力者が必要になってきます。

・自分がいないと進まない
・全部把握していないと不安
・任せるより自分でやった方が早い
・頼ることに罪悪感がある

こうして、自動車は進んでいるように見えて、どこかで必ず重くなります。
「押す人が増える」 だけで重さは変わってきます。そして、すでに、周りにいるのに・・・・・もしかしたら自分だけで押していることはありませんか?

「誰を乗せるか」は、未来の質を決める

前回、「なにを乗せるか」を考えました。今回は、さらに重要なこと・・・
それは、「誰を乗せるか」です。車に乗せる人は、必ずしも一緒に押してくれる人である必要はないかもしれません。先ほどお示ししたことの繰り返しになりますが、

プライベートなことだと
・家族・仲間・友人などなど
仕事で言えば
・お客様・応援してくれる人・同僚などなど

それらの方々は、未来の「景色を共有する人」です。しかし、車に乗せる人を間違えると、未来は一気に重くなります。

・不安だけを持ち込む人
・否定から入る人
・責任を取らない人
・過去の話しかしない人

誰を乗せるかは、スピードだけでなく、進む方向そのもの を左右しかねません。誰を乗せるかはちょっと気を付けたほうがいいかもしれないですね。

「誰と押すか」で、未来は一段軽くなる

自動車が少しでも動き始めたら、考えるべきことは 「誰と一緒に押すか」 です。一緒に押す人は、それには条件があります。

・同じ方向を向いている
・諦めずに続けられる
・前向きな気持ち
・一緒に汗をかける、笑いあえる、涙を流せる

こうした人が一人加わるだけで、未来は驚くほど軽くなります。二人で押すと、力が二倍になるだけではないと思います。リズムが生まれたり、励ましあい継続しやすくなると考えています。これが「一緒に押す」ことの本当の価値です。

乗る人と、押す人は、同じでなくていい

ここで、とても大切な視点があります。「乗る人」と「押す人」は、同じでなくていいということです。

・家族は、乗ってくれていればいい(ともに歩む人生の視点からはともに押すのだと思います)
・お客様は、目的地を共有していればいい
・仲間は、一緒に押してくれればいいし時に乗っていてもいい

まとめ:一人で押し続けなくていい

今、押している未来へ向かっていく自動車。その自動車を誰と一緒に押しているか?今時点で、誰が乗っているか?

もし一人で押しているのなら、ずっと一人で押し続けなくていいし、いつか協力者を求め受け入れることが大切です。一緒に押す人が現れた瞬間、未来は、ひとつ軽くなります。
すでに、周りにいるのに・・・・・もしかしたら自分だけで押していることはありませんか?
誰が乗っているか?家族かもしれないし、時には一緒に押している仲間が休憩中で乗っているかもしれません。その人のために力をだして押すことに後悔のない人・・・がいるはずです。それが本当の仲間や大切な人だと思います。

次回は、「押さなくても進む仕組み」について考えたいと思います。どうぞご期待くださいませ。