メイ・ディセンバー ゆれる真実
2024年作品/アメリカ/117分
監督 トッド・ヘインズ
出演 ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーア
2024年9月28日(土)、下高井戸シネマで14時35分の回を観賞しました。
当時36歳の女性グレイシーはアルバイト先で知り合った13歳の少年と情事に及び実刑となった。少年との子供を獄中で出産し、刑期を終えてふたりは結婚。夫婦は周囲に愛され平穏な日々を送っていた。ところが23年後、事件の映画化が決定し、女優のエリザベスが、映画のモデルになったグレイシーとジョーを訪ねる。彼らと行動を共にし、調査する中で見え隠れする、あの時の真相と、現在の秘められた感情。そこにある“歪み”はやがてエリザベスをも変えていく(以上、公式サイトからの引用)、という物語です。
《短い感想です》
女優が、新作の準備のために演じることになった女性を調査し、その人物と徐々に同化していく過程をスリリングに描こうとしているように感じたが、今ひとつ乗れない。事件の真相も周りがアレコレ言うだけで、本人がしっかり語らないので最後まですっきりしない。不安を煽るような大袈裟な音楽も安っぽい。冷蔵庫を開けた瞬間に、その音楽が高鳴った時は笑ってしまった。鏡越しの会話など〝鏡演出〟が面白く、主演の二人の演技は見応えあり。トッド・ヘインズ監督ということで期待したが、本作は心に刺さらなかった。
トシのオススメ度: 2
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3 良かったです
2 アレレ? もう一つでした
1 私はお薦めしません
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