さあ、二回戦
龍谷大平安の登場です
スコアを見る限り…
打っては大量9得点
先制・中押し・ダメ押しと
理想的な得点のし方
守ってはノーエラーで1失点完投
快勝です
と、言いたいところですが
全然そんなことはないんですよ
かといってダメだったのかといえば
そんなこともないんです 
ﾄﾞﾅｲ??
ﾄﾞﾅｲ??まずは初回の表裏
両チームともに満塁のチャンスを得ます
で、結果はスコアを見ての通り
盛岡大付は無得点、平安は3得点
ここでの差が試合の流れとなります
が、
けっして盛岡大付が
劣勢だったワケではありません
この試合で彼等は
12安打しているんです
2桁安打ですよ
しかも、しっかりと
捉えた当たりも多かったんです
逆に平安はというと…
同じく13安打で2桁安打
しかしいい当たりをしていた
っていう印象はありません
9得点ですが、長打もそんなに
出ていないと思います
途中出場の左のエースの
スライダーがとても良く
中盤は抑えられていた印象です
じゃあ…
ナゼこんな結果になったのか
まずは当然
野沢投手が勝負どころで
粘りの投球ができたこと
逆にいえば
盛岡大付にあと一本が出なかったこと
野沢投手、今日は
ストレートとスライダーを
いい当たりされてたんです
それを察知してか
中盤以降チェンジアップを
有効に使って配球を変えて
しのぎました
あと、終始インコースを
意識させたのも粘れた要因ですね
ワタクシ的には
チェンジアップをもっと
使ってもよかったと思っています
コイツにはまったく
タイミングが合っていなかったので
そして攻撃面
強い当たりや遠くへ飛ぶ打球は
ほとんどなかったと思います
そのかわり
状況に応じたバッティングが
見事でした
・2ストライクからのバッティング
・左投手に対し身体を開かず
徹底した右打ち
・凡打でも全力疾走
・常に隙あらば次の塁を狙う姿勢
中盤以降の得点は
これらのたまものだと思います
とくに素晴らしかったのが
6回の6点目です
少し詰まったセカンドゴロ
コレが内野安打となり
3塁ランナーが生還するのですが…
一見普通のセカンドゴロなんですよ
もちろんバッターの中島くん
足の速い選手ではあるのですが
アレをヒットにするには
どんな打球であれ全力疾走は当然
一歩目からセーフになるつもりで
走らないと6点目はなかったはずです
泥臭いヒット
泥臭い得点
泥臭い試合
コレでイイんです
今大会の平安
速球で押す本格派投手はいません
ガンガン外野のアタマを越す
スラッガーもいません
自分達の野球を徹底し
存分に発揮した、そういう意味での
快勝ですね
こういう野球をする平安は
強いですよ
コレでベスト8
準々決勝も楽しみです