ビジネスの「独自化」をドンドン進めて成果を出している人を見て、
「私は凡人だから、そんなことはできないんだよなぁ。」
という人がいます。
これ、私から言わせる、逆なんですね。
凡人だから「独自化」に進むしかないんです、と思っていますから。
ある経済学を前提にすると、資本主義の原理原則において、高い評価を
得られるのは、他人と比較して「圧倒的な差がつくほどの積み上げ」か、
あるいは、「独自化の積み上げ」の二つです。
仮に、周囲と同じ業種業態・ジャンル・カテゴリーのビジネスであっても、
そこに圧倒的な差があれば・・・、価格であれ、技術であれ、・・・
その差が圧倒的に大きければ、市場からの評価は高くなって圧倒的になります。
この場合の圧倒的というのは、サッカーで言えば本田選手だったり、野球で
言えばイチロー選手だったり、それくらいに積み上げてきた人の差と同じく
らいです。
周りと同じような行動や選択をしていくのなら、本田選手やイチロー選手く
らいにまで圧倒的に一つのことを積み重ねることで、高い評価が得られると
いうことです。
多くの凡人に、あそこまで到達することはできますかね?
私は、凡人であると自覚しているし、圧倒的に積み重ねるには既に手遅れです。
だから、そもそも狙いません。
狙うなどおこがましい。ああいう人達は想像だにしない「積み重ね」をして
きていると思うからです。
凡人である私は、だから、他人がやっていない「独自化」を狙うことの方が
現実的で、視野に入れるべきというのが私の見解です。
凡人だから他の人と同じことをするのではなく、凡人だから「独自化」へ
向かうのです。
だから、よく見てみて下さい。私の知る限り、中小企業で独自化路線で成果
を上げている人は、皆、凡人ですよ。
少なくとも私の周りは、皆、凡人です。特別勉強して世に出る程の成果を
上げてきたわけでもないし、スポーツで凄まじい実績をつくって活躍した訳
でもない。
そもそも、そうなら中小企業の経営やリーダーにはなっていないのです。
無論、「独自化の積み上げ」ですから、積み上げるだけのスゴイ努力は
していますが、周りと同じジャンルで、同じような努力で差をつけようと
はしていませんね。
周りと同じことを選択して、それで勝とうとする経営者はいますし、それは
それで安心するということもあるけれども、それは競争の激しい中に自ら入
っていって、他社の人達より圧倒的に積み上げて勝て、と言っているわけで
すね。
自社に入ってくる社員が、他社の社員よりそもそも圧倒的な差があるなら
いいでしょうが、多くの中小企業の経営者は、優秀な人は大手に持っていか
れると嘆いているわけで、それを聞いていると、わざわざ負けに突入したい
んじゃねーか?この人は、と思ってしまいます。
そもそも、同じことで圧倒的差を出すには、最初から負けているから中小企業
なんじゃないですかね?
じゃあ、どうするか?といったら、競争のない世界である「独自化」を視野
に入れるべきと考えるのは、私にとっては当然のことだと思うのです。
野球でイチロー選手に挑み、サッカーで本田選手と戦いにいくのか、
イチロー選手も本田選手もいない「独自」の世界を追及するのか、
凡人の私達はどちらを選ぶのかを考えれば答えは明白であると思うのです。
凡人こそ「独自化の積み重ね」をすべきです。
ちなみに画像は独自化でもなんでもなく、ただアホなだけですから(苦笑)。
差がつけにくい時代だから独自路線が有効です。
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