商業地区に人の息吹を感じる | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。

先日、打ち合わせで言ってきた長野県・松本。

20年ほど前には、アパレルの仕事で幾度となく訪れていた思い入れの強い街で、


いくつもの思い出が蘇りました。


本当に久しぶりに松本駅からの街を歩く時間があって、本当に感慨深いものが


ありました。



私にとっては、クソ寒いと思ったのですが、誰にお聞きしても「今年は異常なくらい


暖かい。」とかで驚きましたが(笑)。





私は名古屋駅西の商店街で生まれ育ちました。


大学時代は、バブル絶頂期の東京で消費の渦中にいるのが普通と疑わずにいた頃も


あったし、その後、社会人になってから・・・・、およそ20年程前には、日本中のあちこち、


それこそ、北は北海道、南は沖縄まで、全国のアパレルショップさんに企画やイベントの


打ち合わせや準備・ファッションショーの準備や展開と、忙しく奔走していました。



いつも、商業地区や商業施設が生活の基本にあるような感覚の中で生きてきた


せいか、いつの間にか「そこを知る」ということを最も理解するということが、


商業地区や商業施設になっているのだと思います。






家業を継ぐため名古屋に戻ってから、廃業から上場に至る、そこからの20余年は、


基本は愛知・三重・岐阜の東海3県を車で奔走していましたが、


ここに来て、ご縁を頂いた各地に出向くたび、懐かしいその場所から色んなことを


教えられたりする感覚に見舞われます。




街そのものが新しくなっていて、まるで変わっていることも、


あったはずのアーケードの屋根がなくなっていたり、


当時からのお店がまだご健在で涙が出そうになったり、


自分の中では明確な映像で残っていたはずの記憶が、実はどこかでずれていたことに


気づかされたり・・・・・・、言ってみればとても些細なことからなのですが、


当時の断片的な記憶や感情が蘇って、まるで自分の歴史を振り返りながら、あまりに至らない


ままに人様と関わってきたことを反省したり、今になって周りの方々への感謝の念が込み上げ


たりします。




逆に、四方に山が間近に見える場所といのは、とても新鮮で、珍しくて楽しいと


いうのもありますが(笑)。


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私にも振り返る間もなく、ただただ一所懸命に走った20年があったように、


この場所のこの人達の20年の人生も確実にあったのだろうと改めて思うのです。



そんなことを感じながら、街を歩きながら、時を越え、世代を越え、うつろいゆく中でも、


脈々とそこに息づいていたであろう「街・人・店」を感じられるのがとても好きです。



それぞれのそこには、確実に人の人生や歴史が刻まれています。


それが感じられた時、とても謙虚な気持ちになって、まずはお相手の事を知りたいと


思えてきます。


そして、それを感じられるのが、私にとっては街の商業施設なのでしょうね。



この話をすると、「文化遺産でもなく、歴史的な場所でもなく、商業施設かよ(笑)。」と、


時々珍しがられますが、私にとっては実際にリアルに感じられるだけに、大事にしていきたい


感覚ですね。



そう言えば、今、実家の商店街のアーケードが、老朽化のために全面的に取り壊され


始めています。


私のの事務所の前も、今週当たりに壊されていく予定でしょうか?


この名古屋駅西銀座商店街のアーケードは、私が生まれた当時から既にあって、


子供の頃に一度新しくなって、それが取り除かれる。


家の前にアーケードがなくなるのは、生まれて初めてとなるわけです。


今後どうするにせよ、歴史の一コマになることは変わらない訳で、


この瞬間も心に刻んでおきたいと思っています。




            商業地区には人の人生が溢れている。


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            買取王国・坪井副社長の販促実験日記「それって誰が嬉しいの?」