掘り続けていくと「放送禁止用語」並みの「好き」にあたる | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。


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一見華やかで、一見誰もが羨むような憧れの世界というのは、掘って掘って奥の方の


原産レベルまで掘っていってみると、まだ行ったこともないような奥の方の地域だったり


して、表面に出る世界からは想像もつかない現状があったりします。



どんなに好きなことでも、ビジネスを前提としている以上は利潤追求というのは当然の


ことで、それが叶わなければ、たたむしかありません。



ただし、かなわない場合でも、どうしても続けたいのであれば、続ける為に別の事を


したりと、あらゆる手を使って継続していくという手もあるのだと思います。



まったく別の事業をして補填をしていくというのも一つでしょうが、


私は、今のステージを基にして、「縦展開」と「横展開」という関連複合に向かった方を


好むし、おススメします。



「縦展開」というのは、例えば、自分が「小売店」なら、メーカー機能を持ったり、


生産機能を店内に持って、顧客に対して「店内で服を選ぶ」という価値以外の楽しみや、


企画に参画するといった喜びの提供を試みる、といった方法です。



「横展開」というのは、高額衣料を扱っているなら、その衣料を着ている人が使うような


洋服以外の品揃え、例えば、小物やカジュアルシーンや文具や車、音楽や映像に至る


までライフスタイル全般を提案・カバーしていくという方法です。



どちらも「専門性」というキーワードでくくられると思います。



最悪なのは、中小零細で、売れしているモノを無節操に揃えていって、いつの間にか、


相手から見て、一体何屋なのか分からなくなってしまうという展開です。


そういうのは、大企業が得意にしている方法なので、中小零細がやることではありません。



あとは、価格帯で区切って廉価版のシリーズを創ったり、ファミリー層に低価格帯で


アプローチしていったブランドは、大抵は他のブランドと見分けがつかなくなって、埋もれて


価格競争に巻き込まれて、衰退へと向かいます。


恐らく、この路線は、ユニクロはじめ、ファストファッションにはかなわないでしょう。



余談ですが、私はユニクロは、服の嗜好としては嫌いですし、着ませんが、あの価値転換の


仕方というのは凄まじいと思っています。


今までのアパレルにはない展開だと思っています。



出だしの頃は、「フリースが1000円」といった見出しで「安さ」を徹底アピールしたかと思えば、


一定時期が過ぎたころからのTVCMは、ポロシャツのカラーバリエーションを連続で何枚も


登場させ、「選べる色」を徹底アピール。


そうかと思えば、世界的著名なデザイナーとデザインのみコラボレーションをすると言った


「デザイン性」や「流行」へのアプローチ。


そして、今は、ヒートテックをはじめとした、温かいとか涼しいといった「機能」のみでインパクトを


与えています。


こういう切り替えしは、既存のアパレルでは、私の知識では類を見ることができません。



ユニクロに、ビジネスとして見習うとこがあるとしたら、価格の安さとか品揃え・デザイン性といった


アパレル企業としての視点ではなく、「価値転換」のコンセプトの切り替えしのような気がしています。




話を戻しますが、「縦」にせよ「横」にせよ、評論する分にはどうとでも言えますが、


いざ、現実問題として一手を打とうとすると、簡単にはいかないし、それなりにコストも時間も


かかります。



今回、以前から「一体、どうやって事業継続しているんだろう・・・・・?」と疑問に思って


いたところに、実際にお邪魔することができ、運よくオーナーの話を聞くことができました。



冒頭に書いた通り、一見憧れるような世界を世間に対してプレゼンテーションしている人は、


その背景に、相当な苦労と地道な現実があるし、まぁ、それは分かっていたとして、


継続する為に、様々な手を少しづつ打ちながら進めている具体的なお話をお聞きできたことが


大きかったです。



「好き」をビジネスのスタイルとして標榜する以上、一般的に諦める段階で諦める人は「好き」とは


言えないハードルがあるのだと思います。


例えば、具体的に言うなら、「お金がなくなったからやめました。」というのは一般的です(苦笑)。



私は、このハードルは人によって基準が違い過ぎるので、あまり直接の話題にはしません。


そもそも、「今のお仕事は好きですか?」と聞いて「好きじゃないけどやってます。」と


いう人の方が珍しいですから(苦笑)。


皆さん、ちゃんと「好きだから」と言えます(笑)。



常道を逸するほどの、傍から見たら「放送禁止用語」丸出しの状態じゃないといけないんだと


思いますね。


まぁ、案の定と言うか、そういう人は、お話しはしてもらえるものの、あまり露出はされたくない


というのもあるようで、ブログ登場は断念ですが(苦笑)。



果たして、ブログにこうしてドカドカ顔を出しているような私は、


どっち側の「好き」程度なのか・・・・・。少し考えるに至らされました(苦笑)。



狭いと言われながらも、日本は、まだまだ知らない世界も、知らない場所があります。


どこまで掘り下げていけるか・・・・、行けるとこまで行ってみたいとは思っています。





        方法は無限大というのは、確かにそうなんだろうと思う・・・・。


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          買取王国・坪井副社長の販促実験日記「それって誰が嬉しいの?」