今回の大阪・神戸は、車移動の良さを十分に活かせたと感じます。
一度行ってみたいと思っていた、六甲アイランドの「神戸ファッション美術館」にも
案内してもらいました。
「何にもないとこだと思いますよ・・・・・。」と言われると、何もないとはどういう
状態なのか?と余計に興味が湧いています(笑)。
そんなもんをわざわざ大規模に創るってのは、どんなんか・・・・?と
以前からの興味半分でしたが(笑)、
長い間ファッションに携わっている以上、やはり一度は行っておきたい。
てな訳で、どれくらい何もないかと言えば、これくらいです(笑)。
私の小ささで大体の大きさが分かりますかね?
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三ノ宮や元町の活気あふれる喧騒とは真逆の、清楚でオシャレなイメージで、
おハイソな空気が漂う街で、神戸の街の素晴らしさというのは、
この二つを近距離で経験できることにあります。
二年間、神戸に住んでいましたが、そこがとても気に入っていました。
どこに住みたいかと聞かれれば、私は神戸がいいですね。
海と山の自然に挟まれて都心部があるという地域性は、どこぞにのんびりした
空間や、人との会話に感じられて、心地良いのです。
神戸美術館の界隈は、平日の昼間ということもあり、澄んだ静けさと光の加減が
とても素晴らしく、得意の下ネタと不適切発言など、とんでもない(苦笑)。
オヤジギャグですらギリギリアウトといった感じで、
ここで言う「何もない」は十分理解できました(笑)。
これはとっとと退散かと思いきや、館内のライブラリーが目に入り、
入ってみました。
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入ってみて驚いたのですが、
国内外のファッション関連の書籍が圧巻の約32,000冊。
20世紀初頭からのファッション雑誌のバックナンバーも揃っていて閲覧できます。
仏・米・伊のヴォーグやエルのほか、最新ファッションの各マガジンや、
私はよく分からないけどインテリア雑誌なども充実してました。
さらに、DVD、ビデオ、LD、CDなど視聴覚資料も揃っていて、自由に見れるので、
恐らくご近所の方だと思うのですが、のんびりと個人掛けソファに座って、
映像を見ていました。
デザイン活動に役立つテキスタイルなどの現物資料も揃っていて、自由に触れる
ことができます。
我を忘れて、写真撮ろうとして怒られたけど・・・・(苦笑&失礼・・・・)
私見ですが、ここだけでも行く価値ありますね。
ファッションというカテゴリーに絞り込んだ図書館なわけですが、
確かにこの「絞り込み」は灯台下暗しというか、なんと言うか・・・・。
(結局うまく表現できず誤魔化す(笑)。)
欲しくても手がでなかったアメリカンカルチャーの写真集や資料も新旧
バリバリあって、そりゃまぁ、ちょちょっと見るだけなら行ってもしかたないけど、
私、一週間くらい、ずっと忍び込んで堪能したい思ってますもの(笑)。
それより、調べたい時や妄想したい時に、いつでもパッと来れるように
六甲アイランドに住みたいと思いましたもの(笑)。
これなら静かで何もないのバンザイです。下ネタも我慢しますから(笑)。
見るからにファッション系の学生さんがちらほらと、洒落た老紳士もいたりして、
ちゃんと勉強しそうな気分にさせてくれますよ(笑)。
もう一つの「絞り込み」はコレ(笑)。
私用の絞り込みと言っても過言ではない飲食店が高架下にありました。
スポーツバーなのかレストランなのか分かりませんが、
取り敢えず店内は、プロレス放送してます(笑)。
覆面レスラーのマスクも、チャンピオンベルトも陳列もしてあります(笑)。
壁面に、プロレスラーのサイン、一杯ありました(笑)。
んで、蝶野正洋選手もペロリとたいらげた1ポンド(400g)ステーキ、
取り敢えず注文です(笑)。
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一人じゃ無理ですから、二人とかでシェアすれば、これで2000円はとってもお得。
中華街の食事希望を、その場で変更(笑)したかいがあったったもんです。
ただし、その時間は、客は私達しかいませんでしたけど・・・・・(笑)。
「プロレス」は嬉しいけれど、今の時代で適正の客数まで行けるかというと
私は、「う~ん・・・・・」となってしまう。
今回経験した二つの「絞り込み」は、私個人は、とっても嬉しいんですよ(笑)。
ただ、こういう施設や店舗で体験する度にいつも思うんですね・・・・・。
全てのモノが出揃ってしまっている今の時代、私は、ビジネスにおいて「絞り込み」と
いう概念はとても重要だと思っています。
どの業種業態も、導入時・成長期から成熟期に至るまで、期間の長さの違いはあれど、
基本の流れは、地域密着→大型化→専門化→複合化・・・といったような流れで
動いていきます。
業種業態が成熟してしまったら、「絞り込み」をかけて専門化していかないと、
相手から見て分かりにくくなるばかりで、結局選択されません。
私は、今、何が恐いかと言えば、均質化・均一化が最も恐い。
資本の大きさにただ負けていくだけになるから・・・・。
ただ、絞り込みして専門化が一概にいいかというと、これはこれでリスクがあります。
そもそも市場規模自体が小さい(狭い)対象だと、どんなに専門化しようと、
適正規模に満たないというジレンマが常につきまとうわけです。
額が小さすぎて、「結局それじゃ、食えねーよ。」というやつですね。
ただ、絞り込めばいいか言うと、この辺のバランスをどう読むかということと、
いつまで実験できる期間があるのか、すなわち資金的猶予があるのかで、
変わってくるのだと思います。
同じ専門化でも、独自の編集をかけて専門化と複合化を同時に進めていく
必要があります。
その上で、他とは何が違うのか?を感覚的にかりやすく発信していくことが必要です。
口では偉そうなこと言えますが、具体的な形にしていくとなると、これが難しい。
やってみなくちゃ分からないという段階まできたら、後は、「もう実験だ」くらいの
気持ちで進まないと、それこそ進まないでしょうね。
私はそう思っています。
ビジネスである前提を考える以上、「需要規模予測」と「絞り込み」のバランスは、
よくよく考えて進めたいと思っています。
継続できるだけの適正利潤は大前提・・・・・・。
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