今年はコロナの影響で数ヶ月劇場封鎖で鑑賞数も減、劇場が開いても新作が無く過去の名作とかが代替え上映。
これはこれでよかったんだけど。

で、今年の鑑賞作をあげると、女性を主としたジェンダーに絡めた作品が多い印象。


1)ブックスマート
何より観て楽しかった。劇場出てからの多幸感。
そしてこの素晴らしい作品が、昔みて印象に残ってた『スーパーバッド』のジョナヒルの妹の出演作で
あり、見事な現代アップデート版になってる事。
※鑑賞後に改めてスーパーバッド見直したけど、今見るとかなりヤバくてアウト。


2)パラサイト 半地下の家族
祝アカデミー作品賞。新作出れば確実に劇場に足を運ぶ監督の1人ポン・ジュノの鉄板ぶり。
観てて安心、観てて感心、上位に入れるにはあまりにベタすぎますが外すわけにもいかない2020年
間違いなく代表の1本


3)ミッドサマー
一番衝撃的で、何故か見終わってからこの村にも行ってみたくもなった怖くて美しい作品。


4)透明人間
手垢のついた古典ホラーがこうも面白くアレンジできるか。イチイチ感心してしまう話と画


5)初恋
観たかった三池崇史はこれですね。予算もあってできないあのカーアクションをあんな手法で
乗り切るのは彼にしかできない手腕


6)彼らは生きていた
唯一のドキュメンタリー。1917を観た後に同じ第一次世界大戦と言う事でこれを観たもののこちらが
強烈すぎて、その反動で1917の印象が薄れてしまうという。
当時のフィルムをカラー化、フィルムのコマ数を修正した事で今の時代の少し前とより身近で現実感
が増してくる。もってシネコンや色んな所で見れるようにしておかないとダメ。


7)罪の声
原作に比べて非常に解りやすく、サスペンス感が増した印象。強烈な特徴はないものの邦画として
見応えのある作品でした。


8)ランボー ラスト・ブラッド
前作で最高の大終演。だったはずなのに、ランボーは幸せにはなれないのね。
ベトナムからのトラウマがこんな形で引きずり続けるとか、こんな事を思いつくスタローンの凄さ。


9)ハーレイ・クインの華麗なる覚醒
コロナが広がりだし劇場公開中止が増えてくる中公開したDCに感謝(あわせて延期が続く中WW84を後悔した英断)
ハーレイクインの可愛さがとりあえず見てて楽しい。
※WW84もガル姐さんの美しさを満喫できるのだが、お話が色々惜しい


10)テネット
決して配信に屈せず、劇場公開にこだわったノーランを称えましょう。

 

と、一応順位的なものをつけたものの、ベスト3以外は順不同に位に思ってください。

以下、

私とくいとめて …のんちゃんやっと代表作とも言える1本。もうすべてがまぶしいです。
82年生まれ、キム・ジヨン …韓国の家父長、男尊女卑の話だが、日本の男性を気にした方がいいよ。
mid90s …幼さからくる大人への背伸びは時にして怖い
ワンダーウーマン1984 …色々惜しい。ガル姐さんは最高
スケアリーストーリーズ 怖い本 …あまり期待してなかったが、意外と怖さもあって〇
1917 命をかけた伝令 …ワンカット風が売りですが、そこにこだわりすぎたか。
フォードvsフェラーリ …映画館の醍醐味。レンタルビデオで見て面白くなかったとか言うなよ!
リチャード・ジュエル …イーストウッドにしては物足りなさもありますが、もうこの人は1本で多く撮って欲しい
嘘八百 京町ロワイヤル …生の広末涼子が観れた事で満足
星屑の町 …のんちゃんのスクリーン映えで持った感じ。
ディック・ロングはなぜ死んだのか? …実は結構シリアスなテーマなんだけど、馬とのプレイってのが


リバイバル上映鑑賞作品
復活の日 
AKIRA
エレファント・マン

 

 

女性の問題をメインに扱った、ブックスマート、透明人間、82年生まれに加えて、ミッドサマー、WW84、ハーレイクインも女性のお話でしたね。

『嘘八百』は1作目よりはおもしろかったけども・・・ですが、舞台挨拶で生のヒロスエが観れたのが何よりうれしく、『星屑の町』はのん出演。残念ながらお話は舞台オリジナルの原作が上手く映画として活きてない、ただのんのスクリーン映えの良さはもっと評価されてもいいんじゃないかと。

おそらくあと1作年内見れると思いますが、これものん主演の『私をくいとめて』。こちらは大九監督と事で期待できると思います。(あまちゃん好きにはたまらんキャスティング!)