昨年9月、母は退院と同時に静養と体力回復
のため、我が家で生活を始めました。
生活のリズムにも慣れてきた矢先の
退院から6日目の朝・・
8時ころ、いつものように母のいる部屋に
朝食を運びました。
すると、母は「朝食は食べられないわ」と。
昨晩、夕飯のあと部屋に戻ってから
吐き気をもよおし、ずっと嘔吐しどおしらしい。
そう言ってベッドに腰掛けながら
麦茶をひと口飲む母。
いやいや、吐き気があるなら麦茶でも
飲んではダメでしょ
はい、案の定、飲んだそばから吐き気がして
ごみ箱にオェ〜〜
昨晩の食事って何食べたっけ?食あたり?
そんな悪いもの作った覚えないんだけど
私の寝室とは階が違うので、
母の部屋に緊急用にと電話子機を渡して
おいたのに、夜中に起こすのは悪いと
遠慮した母、10時間近く一人で苦しんでた
のでした。
私は夜中1時頃まで起きてるのに・・
病院に行くことにしました。
近くに総合病院があるのですが、
退院から1週間も経っていないので事情が
わかる入院していた病院に行くことにしました。
「腸閉塞だったりして?」と母は言いますが、
吐き気、嘔吐以外に症状がなく、顔色も
そこまで悪くなさそう。
私は「それはないんじゃない?」と思いました。
すぐ準備をして、先週まで入院してた病院に
向かいました。
病院に到着したのは9時ちょっと前。
ちょうど一般外来診察の始まる時間で
大勢の患者でごった返してました。
退院して間もない母、筋力がかなり落ちて
いるので移動に車椅子を借りました。
私が診察受付の順番を待っている間、
母がトイレに行きたいというので
トイレの個室まで連れて行き、車椅子を横に
手洗いの所で待っていました。
しばらくすると母が個室から出てきたのですが
手洗いシンクの前でヘナヘナと崩れるように
倒れてしまいました
「おばあちゃん!おばあちゃん!」と
声をかけても返事がありません。
え、死んじゃったの
あの時は私の心臓が止まりそうなくらい
驚きました。
私が必死で母を呼んでる声を聞いて
病院スタッフが来てくれました。
小柄で前回の入院でかなり痩せた母ですが
一人では車椅子に乗せることは難しくて
かけつけてくれたスタッフに手伝って
もらい車椅子に座らせることが出来ました。
そこでやっと母は目は開けましたが
顔色が悪く、車椅子の座位が保てないほど
ぐったりしていました。
緊急で診察してくれる?と期待したのですが
院内にいるのは全て患者さん、
甘くはありませんでした。
そのまま大勢の患者が待っている待合室で
かなりの時間待たされることになったのです。