～これまでのあらすじ～
→第一話
→第二話
→第三話
経論は、いいヤツなのです。
岩崎が落ち込んだり、最も辛い時期にチカラになってくれた
良い友達なのです。
ケンカしたり意見がぶつかったりしながら友情を深めていくなんて
中学や高校の時以来の、友達のでき方かもしれません。
パチンコ業界を出てゲーム業界に行った後も実は、岩崎にシナリオを
依頼してくれて、仕事をともにしたこともあるんです。
世の中、持ちつ持たれつ。
とりあえず、彼は見捨てない方針でいきます（；^ω^）
いきなり初日で惨敗を喫してしまったわけですが
ま、まだ始まったばかりです。
くじけず、翌日も揃って稼働に出かけます。
２日目。
私たちが着席したのは、昨日と同じく
ＣＲ冬のソナタ２
図らずもリベンジをするかたちになりました。
経「昨日のは取り戻さないとさすがに申し訳ないな」
ひ「まあ、気長に行こう、気長に」
実戦開始！
回転率は双方ボーダー＋５あたりをキープしているため
あとはブン回すのみ！
岩崎の方は……早めに大当りを引くものの、昨日に続き
やはり連チャンが伸びず、ヒキ負けてヤメ。
若干のマイナスというかたちで終わりました。
さて、経論の方はというと……。
閉店時間が近づいても、一度も状況報告に来ないため、
心配になって、彼の台を見に行ってみました。
経「(ﾟ∀ﾟ)♪」
２ケタ連チャンしてらっしゃるー！
経「どうも私はタイミングが合わないな。
こう……時間に追い詰められないと連チャンしないのだ」
時間は閉店ギリギリ。
状態は確変。
あと一度引けるかどうか……息を呑んで見守ります。
そして、閉店１分前。
見事に通常大当りを引き、時短を残してヤメることになりました。
結果。
岩崎
投資 1500発
ノマレヤメ
合計 －1500発
経論
投資 5500発
出玉 16478発
合計 ＋10978発
今日までの累計
岩崎 －6500発
経論 ＋4501発
トータル －1999発
おっと、まずい。
岩崎、自分の出玉を自分でせっせとロストしてる（笑）。
これじゃ、偉そうなことは何も言えませんな。
経「明日はもっと稼ぐよ(｀・ω・´)」
ふと。
嫌な予感が頭をよぎります。
彼は昔から、やる気になればなるほどヒキ弱になるのです。
３年ほど前、雑誌の企画で一緒にノリ打ちをしたときも
同じようなセリフを聞いたことがあるんです。
そして、岩崎の出玉は全て彼に吸収されました。
回る台を見つける技術は最高なのです。
ただ……ちょっと呪われちゃってるかな(ﾟ∀ﾟ)
今後の展開が……心配。
※このお話は、おおむね実話です。
つづく
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