僕の名前は登呂康介(とろこうすけ)

トロスケと皆からは呼ばれています


もちろん本意ではありません・・・


縁あって小さな葬儀社に勤めています。


24時間365日年中無休で営業しています


人の死は

祝日だろうと深夜だろうとかまわず訪れます


泣いても笑っても

いつかは必ずやってくるものです


そんなこんなで

今日は当直です。


深夜です。


一人です。


怖いです。


(;ω;)


これだけは本当慣れないです・・・・


つか腹減ったなぁ・・・・

今日コンビニで買ったパンがまだ残ってたはず・・・


そう思い出して鞄の中を漁ってると

なんかカレーのおいしそうな匂いが(=∀=)


おいおーい

こんな夜中に誰だよー

カレーあっためてるやつー




空腹感倍増・・・



すると


なんと


目の前に




「か・・・かれー・・・だ」




ふと見ると

おばあちゃんが立っていた


見覚えのない人だ


お客さん?こんな夜中に?電話じゃなくて?


つかカレー持って???


「お腹空いてるでしょう?」


おばあちゃんは笑顔で僕にスプーンを渡してくれた


「は・・・はい。あの・・・」


「沢山作っちゃったから。あなたにも食べてもうらおうと思ってね。もってきたの」


「あ・・・ありがとうございます」


「これからお世話になるからね」


にっこりと笑って


「よろしくお願いしますね」


というとおばあちゃんは帰っていった


誰だろう

ご近所さんかな?


カレーは昔ながらのカレー粉と小麦粉で作ったような

懐かしいおいしさだった


そのおいしさに

僕は光の速さで食べ終えた


ほっと一息ついたとき


1本の電話が鳴った


「はい。立花葬儀社です」


葬儀の依頼だった


あわてて先輩に連絡し、搬送車でご自宅へ向かった


ご依頼された家の前に着くと

いい匂いがしてきた


カレー?


家に入ってご遺体のところへ案内してもらう


「あ。」


僕は布団に眠るご遺体の顔をみて思わず呟いた


「おばあちゃん・・・」


娘さんらしき人が鼻をすすりながら

「夜中に急に起きだして、カレーを作り始めたの・・・。出来上がった瞬間に倒れて・・・・」





「それっきり・・・」





おばあちゃんはカレーを作るのが得意だったそうだ

そして自分の作ったカレーをおいしそうに食べる

子供や孫達の姿を見るのがなによりの楽しみだったそう





おばあちゃんが笑顔で

「これからお世話になるからね」

「よろしくお願いしますね」

と言ったのを僕はぼんやり頭の中でリピートさせていた






おばあちゃん

ご馳走様でした


ありがとう


精一杯やらせていただきます


僕は心の中で呟いた。




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僕の名前は登呂康介(とろこうすけ)といいます。


皆からはトロスケといわれています


本意ではないです


縁あって立花葬儀社という小さな葬儀会社に勤めています。


これから少しずつ僕の日常をアップしていこうと思います。


よろしくお願いします


ちなみに現在婚活中です


てへ☆







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