今日は学校の最終日で、それまで机を並べていた様々な年代の同級生と仲良く酒を飲んでいた。

3時からという舐めた時間からスタートした酒宴は、なんだかんだ10時過ぎまで

ほろ酔いの片手にコーヒーを持って、さあ帰るかのその時に一件のメール。


宴席を囲んでいたある男とはもう会いたくない。と、そんな内容だった。


常にサシとは言わないが、幾度も昼食を共にし、時間が合えば呑み

傍から見ていても、二人は大層仲が良かった。ように見えた。

そして、今もそのように思い込んでいる男が目の前でコーヒーを啜っている。

そいつはついさっきも、ややお節介気味に帰った相手の話を我々の前でしていたのだ。

あいつのさー こんなとこが心配でさー でも才能があるからさー


そいつは、一体誰なんだ?


昨日は友人とディズニーランドに行って来た。

園内のどこもかしこもクリスマスな世界、その徹底した完成度の高さに

軽くトリップすっかり心はあっちの住人へ。

幸せな頭で見上げる冬の花火。


オリエンタルランドに入国するたび、パスポートというチケットの名前にしみじみ感心する。

思考能力をとっぱらわれて、夢の国で遊びつかれた体を横たえる。

ホントよく寝た。一時すぎまで寝てた。


白石一文の「一瞬の光」


38歳の男が、19歳の女の子との恋愛の始まりを恐れて逃げ続ける話だった。

始まったら終わってしまうから。じゃあ、別の形でずっと独占したい。


主人公は若手のエリートとしての社会的地位があり、上司の親戚筋の美しい婚約者がいて

やりがいのある仕事やら、政的裏金やら、派閥争い、まぁ色んなものに揉まれ進むんだけど、小説の半分くらいは。


保護者、理解者というスタンスと、権力資産に裏打ちした献身で着実に信頼を勝ち得ていく彼の

一過性の取り巻きに過ぎない若造、つまりはボーイフレンド達への優越の視線が最高だ。


まぁ、そんな、若干結果も見え透いてるマイフェアレディであり。

自分の気持ちに気付かない(すっげ欺瞞なー)な主人公だけが衝撃を受けるラスト。と。


ストーリーの中で、退院した女の子が、深夜一緒にいるのボーイフレンドに睡眠薬を一服もって

自分のトコに約束のカクテルを作りに来てくれる話がある。

それは蜂蜜入りホットワインのお湯割り。

二人で、ふーふーいいながら飲んだあと、彼女はまた夜明け前の道をトコトコ帰っていく。


これは凄いファンタジーだよね、

私が男じゃなくても、こんな女の子路地裏で拾って

袖の下でこっそり飼いたくなっちゃうよね。