あの日のことをワタシは思い出していた。
忘れられない日。それは2011年のファン感謝デーのこと。
その年東日本大震災の影響もあり、変則的な日程となったJリーグ。
川崎フロンターレは、リーグ戦8連敗と苦しんでいた。
連敗しているのにファン感をやるということに大して、批判的な声も小さくなかった。今ほどSNSが広まっていなかったけれど聞こえてくるのは良くない話ばかり。
さらに前日の神戸戦完敗をしていたので、心情はみんな穏やかとはいいにくかった。
会場はこれも震災の影響もあったのか等々力ではなく川崎競馬場。
時期的にも台風の影響で不安定な天気だったけれど、ファン感の間はなんとかお天気がもっていた。
そのファン感が盛り上がったとはとてもいいにくい。記憶がおぼろげだけど、来てくれた人たちはみんな優しい笑顔だったのは覚えてる。
でも、いつもより来場者も少なかったような、気がする。
大きな事故やトラブルもなくファン感が終わって、お客さんがほとんど帰りスタッフが片付けをしている時だった。
ものすごいスコールのような雨が降った。
ほんの20分くらいのことだったと思う。
雨はあっという間にあがった。ほとんど残っていたのは関係者だけの中、川崎競馬場の空に大きな大きな虹がかかった。
突然のスコールは、みんなの涙みたいにものすごい勢いだった。
泣きたいのはこっちだよ。
という気持ちで空をみていたら、あの大きな大きな虹が。。。
あぁ、きっとなんかいいことある。
いつかきっとこの日のことを笑える日が来る。
ワタシは今日のことを忘れない。
そう思ったのでした。
その日を特集したファイフロは確かBGMに、ゆずの『友達の唄』が流れてた。そんな気がする。
その年期間レンタルでやってきた松本拓也選手が、ファン感でも泣いてた。
勝てないフロンターレ。そんな時代があった。
それを救ったのは、このファン感の後のリーグ戦。
アウェイ山形戦での悠くんのゴールだった。
あのときから悠くんはワタシたちのヒーローだった。
苦しんで苦しんでフロンターレはあれから6年後の今年ようやく初優勝した。
なんであの日のことを思い出したかわからないけれど、
大宮戦、あの歓喜に沸いた等々力にいながら少しだけあの日のことを思い出していた。
優勝したら号泣するって思っていたけれど、ワタシは笑っていた。
笑うしかなかった。
だってこんなにみんなが幸せな気持ちで包まれてる。笑ってる。
夢の中にいるみたいだった。
だからこそ、どん底だったあの日のことを思い出していたのかもしれない。
優勝したからこそ、より鮮明にあの日のことを思い出す。
優勝に関するブログを何か書こうと思ったときに、なぜかこの日のことを書きたくなった。
あの年のキャプテンは今年退団することになった井川選手だった。
何をやっても勝てなかった記憶しかないあの日。
いつかみんなで笑えることを夢見ていた。
長文になり失礼いたしました。
優勝ブログには相応しくないかもしれないけれど。
忘れたくない出来事を書き残したかったので。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
by toro
