人物とは、トロ夫と同じく不倫をしていたケンと一緒に楽しいグループ旅行の計画を立て、尚且つ一年に一度、ありがた迷惑なことに全員の異動先を送って来てくれる愛知のカワという人だった。

弁護士は「私が電話しましょか?それとも『葉書』で送りますか?」と半分面白がるような口調で提案されたけど、私は年賀状を見ながら自分で連絡した。

ト「もしもし?わたくしトロ夫の妻でトロと申しますが」
カ「え?あ、はい」
ト「実は東京で生活している間に、トロ夫が同じグループの方と不倫をしまして……」
カ「え?あ、ああ。はい」
この人否定しませんけど!?普通もっと驚きますやん?
”うっわー、トロ夫嫁にバレたんや。え?俺何言われるん?ガーン”って思っているのが目に見えるようだった。

ト「それでですね。年に一回の連絡先ですが、トロ夫には送って来ないで下さいますか?不倫相手と不倫仲間の連絡先なんか、今後一生知る必要ないと思いますし」
カ「あ、はい。はい、分かりました」
同じグループで不倫してたってことは、相手の女もそのグループ内にいてたってことですよ?

女の数5人しかいてへんのに、この人相手が誰か聞こうともせんのですけど。

まぁ、もう知ってたんやから当然やろうけどなニヤリ

ト「ご存知でしたよね?」
カ「え、ああ。いや違います。全然知りませんでした」
ト「ああ、そうなんですか?名古屋に旅行に行ったとき、二人だけ別のホテルに泊まったのも分かってるんですけど?」
カ「え?いや、自分は何も知らなかったです」
へえぇぇぇぇぇ、そうなんやニヤリ
旅行の幹事してたのに、知らんかったんや。

ほなあの二人は、自分らだけ別のホテルに泊まるのに、幹事のカワ本人や他の参加者に何て説明したんですかね?
 

「こっちに知り合いがいてるから、その人のとこに泊まる」!?
わざわざグループで旅行に来てて、それ以外の人んとこ泊まるか?
 

「家の用事があって夜には帰る」!?
そんな用事があるんやったら、そもそも旅行自体に参加してないやろ?

とまぁ、いきなりの連絡で驚いたせいだろう。
”実は知ってたけど、俺にまでとばっちりが来たら困るからここは知らん顔しとこう”っていうのがありありと分かる会話の内容だった。
カワにしてみればこの連絡自体が十分とばっちりだったろうけど、これでわざわざキャプテンの連絡先なんか送って来たら、それは不倫を手助けする行為と見なされて私に文句を言われても仕方がない。

私にしてみれば、弁護士から連絡がいかんだけでもありがたいんとちゃう!?

恨むんなら不倫するようなヤツらか、そんな人間を友達にした自分を恨んだらええやんって気分だった。