復興願う、陸前高田の夏まつり
2011年08月09日
今年は各地区の住民が一つの山車を綱で引き合った「けんか七夕」=7日、岩手県陸前高田市、森井英二郎撮影
陸前高田市の中心部を進み、高田小学校にたどり着いた七夕の山車。絆や感謝の思いが明かりに浮かんで見える=6日夜、岩手県陸前高田市、森井英二郎撮影
陸前高田市の気仙町地区で7日、「けんか七夕」が行われた。4基の山車をぶつけ合う勇壮な祭りだが、震災で3基が流失。住民たちは残った山車を一緒に引き合い、まちと祭りの復興を願った。
平安時代から続くといわれる伝統の祭り。前後に突き出た丸太で重さ3トン以上の山車同士を突き合い、4集落が勝敗を競ってきた。
津波は同地区のほぼ全域を襲い、祭りの再開が危ぶまれた。本来は他集落の山車に触れないほど、けんか腰の祭りだが、今年は流失を免れた山車に別の集落の丸太を取り付けるなど力を合わせた。祭りの序盤も一緒に山車を引いて地区を練り歩いた。歯科医吉田裕さん(54)は「七夕を愛した犠牲者たちを弔うためにも、途切れさせたくなかった」。
それでも山車を両側から引っ張り合う綱引きでは集落ごとの力比べが白熱。太鼓や笛の音に合わせてかけ声が響いた。
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陸前高田市高田町の夏祭り「うごく七夕まつり」が7日、市立高田小学校で開かれた。津波で被災した山車6基が、色鮮やかな飾りをまとって集結した。
がれきが残る同町内では例年のように練り歩けないことから、12地区の住民が同校に集まって、被災を免れたり再建したりした山車をグラウンドで引いた。住民らは、「復興」「絆」「感謝」などと書いた吹き流しを付けた山車を「ヨーイ、ヨイ」と勢いよく引いていた。
山車の上で太鼓をたたいた、高田小5年の熊谷亮太君(10)は「前みたいに山車を引けなかったけど、楽しかった。みんなが笑顔になってくれていて、うれしかった」と喜んでいた










