。。夜海。。。

夜の浜辺。
一人で座っていると、
どことなく怖い。

後ろには民家の明かりがあるのと、
街灯が少しあるため、
そんなには真っ暗と言うほどはない。
フナムシが、一定の距離を保ちザワザワしている。。。

目の前の波もザワザワしている。。。

だいたいこういう所に来るじてんで、
心の中もざわついているものだ。。。

遠くの海を眺めると。。。
遠ければ遠いほど。。。
限り無く黒に近いダークブルーが深くなっていく。

先の見えない漆黒の世界。。。

人の温もりや優しさは、まるで背景の民家の明かりのようで、
そっと。。。おれの心を安心させてくれる。

ポツンと浜辺に座っている俺は。。。
見えない遠い先の海を見ながら、
未来の明かりを探そうとしている。。。

漁船や客船でもあれば、多少は癒されたかも知れないが。。。
今のところ、そんな気配は無い。

20代の頃に想い描いた未来は、
きっと、漆黒の暗闇の中に浮かぶ、
客船の光の中で、
楽しく愛に溢れていただろう。

それを、遠く暗い浜辺から俺は、
今、客船の光を探している。。
客船は俺の見えないほど、
遠くに。。。
遠くで。。。

夜の海。
そろそろ、

夜が明けてくれれば良いのに。。。